「36歳の転職は厳しい?」
「未経験でも転職できる?」
結論、36歳の転職は厳しくありません。20代よりもポテンシャルが評価されることは少なくなりますが、36歳の転職ではこれまでのキャリアや実績を強く活かせます。
しかし「35歳転職限界説」というように、30代後半になると転職難易度は高くなります。スキルなしや未経験では厳しいという声もあり、36歳で転職できるか不安になりますよね。
当記事では、36歳の転職事情や転職を成功させるコツについて詳しく解説していきます。スキルなし未経験でも転職できるおすすめの仕事についても記載しているので、参考にしてください。
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- キャリハイ@編集部
- 「史上最高のキャリア」を目指す方に役立つ情報提供を目指しています。外資系、メーカー、金融、メガベンチャー、スタートアップなど、様々なバックグラウンドを有するメンバーが参画しています。
目次
36歳の転職は遅い?
36歳の転職は遅くない
年齢層 | 転職者数 | 転職割合 |
---|---|---|
15歳~24歳 | 68万人 | 19.6% |
25歳~34歳 | 83万人 | 24.1% |
35歳~44歳 | 62万人 | 18.0% |
45歳~54歳 | 54万人 | 15.7% |
55歳~64歳 | 52万人 | 15.1% |
65歳以上 | 26万人 | 7.5% |
合計 | 346万人 | – |
36歳の転職は、今では一般的です。総務省の労働力調査では、35歳以上の転職者数はたった3ヶ月で62万人と全体の18%を占めています。
昔は、35歳以上は履歴書などで機械的に不合格にされていましたが、2025年現在の日本は人手不足なため、企業は採用に積極的です。
転職が当たり前になった
36歳の転職は、転職者数の増加統計からも明らかです。令和6年の総務省統計では、昨年よりも21万人も転職者の増加を示しています。
一生同じ会社にいることが美徳だった昭和と違い、令和では転職は当たり前になっているため36歳という年齢の転職も自然なことです。
36歳で転職が厳しいと言われる3つの理由
35歳以上の求人が少ない
有効求人数 | 有効求人倍率 | |
---|---|---|
34歳以下 | 172,793件 | 1.56倍 |
35~44歳 | 79,307件 | 1.32倍 |
45~54歳 | 68,604件 | 0.90倍 |
55歳以上 | 73,342件 | 0.78倍 |
出典:令和6年 有効求人数 年齢別バランスシート|厚生労働省生
35歳以上を対象とした求人が少ないことが、35歳の転職が厳しいと言われる理由です。実際に34歳以下より、求人数は50%未満です。
しかし、実際には十分すぎるほど求人はあります。有効求人倍率は1.32で、35歳から44歳までの求職者1人に対して1.3件求人があります。
求人倍率が1.3倍である状況は、企業にとって人材確保が難しく、求職者は転職先を探しやすい売り手市場であることを示しています。
スキルや実績を問われる職種がある
36歳の求職者には、即戦力となる人材を求める企業が多いです。漠然とした経験ではなく、具体的なスキルや実績が問われ転職活動が厳しくなります。
20代と比較すればポテンシャルが評価されにくいことは、36歳の転職が厳しいと言われる大きな理由です。
実績がなく、スキルなしで35歳の転職を考える場合は、未経験歓迎の仕事を選択肢にいれることで合格企業数を増やせます。
マネジメントが必要だと思われている
36歳の転職が厳しいと言われる理由には、マネジメント経験が必要だという暗示にかかっている場合も多いです。
昔は年功序列が当たり前で、36歳になると管理職になるのは一般的でしたが、2025年現在では、働き方は多様化しています。
実際に、CMでおなじみのビズリーチでは転職者の6割は35歳以上です。周りの情報は気にせず、自分の目で確かめることが大切です。
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36歳で転職を考える理由ランキング
転職を考える理由は、令和5年に、男性女性の約5,409万人の1年間の転職者を調べた、厚生労働省の公開データが参考になります。
男性が転職を考える理由ランキング
順位 | 転職理由 | 割合 |
---|---|---|
1位 | 職場の人間関係 | 11.3% |
1位 | 給料等収入が少なかった | 11.3% |
3位 | 仕事に興味を持てなかった | 10.8% |
4位 | 会社の将来が不安 | 9.0% |
5位 | 労働条件が悪かった | 8.6% |
6位 | 能力を活かせなかった | 5.9% |
7位 | 結婚 | 0.2% |
8位 | 出産・育児 | 0.8% |
9位 | 介護・看護 | 0.6% |
‐ | その他 | 12.5% |
男女ともに多い転職理由は「職場の人間関係」です。男性の場合は、給料などの収入も同率で転職理由になっています。
36歳は節目のタイミングであり、40歳の前に最後のキャリアを考えて転職することが多く、会社の将来性を考える男性も多いです。
女性の転職を考える理由ランキング
順位 | 転職理由 | 割合 |
---|---|---|
1位 | 職場の人間関係 | 13.1% |
2位 | 能力を活かせなかった | 9.2% |
3位 | 給料等収入が少なかった | 8.9% |
4位 | 労働条件が悪かった | 7.0% |
5位 | 会社の将来が不安 | 6.4% |
6位 | 仕事に興味を持てなかった | 5.8% |
7位 | 出産・育児 | 2.6% |
8位 | 結婚 | 1.2% |
9位 | 介護・看護 | 0.4% |
‐ | その他 | 26.9% |
女性が転職を考える理由は、男性と違い「能力や個性、資質を活かせなかった」が全体の9.2%で2位にランクインしています。
女性という理由だけで、やりたい職種や部署に配属されなかったなど、日本で見受けられる嫌な環境が転職に起因しています。
36歳で転職するメリット
- 自分にあった転職先を見つけやすい
- 興味を持った業界に挑戦できる
- 将来性のある会社を探しやすい
- 役職などキャリアアップを狙える
- 年収や労働条件の良い職場を見つけやすい
36歳で転職する最大のメリットは、自分に適性のある職場を探せることです。過去の経験から、自分にあった企業選定を基準にできます。
また、経験を活かして異業種に挑戦もできます。今の仕事に飽きたり、成長を感じられない場合は、転職活動自体が楽しくなるはずです。
昨今では、転職先に給料などの交渉を行ってくれるサービスも存在します。例えばマイナビは30代に強い求人を101,793件所有(2025年1月21日現在)しているため、希望に近い仕事を紹介してくれます。
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36歳で転職した人の44.9%が収入アップを実現している
増減割合 | 30~34歳 | 35~39歳 | 40~44歳 |
---|---|---|---|
10%以上の増加 | 26.9% | 31.2% | 25.4% |
10%未満の増加 | 12.6% | 13.7% | 12.6% |
変わらない | 27.1% | 28.8% | 28.9% |
10%未満の減少 | 10.2% | 6.6% | 12.4% |
10%以上の減少 | 22.1% | 16.7% | 20% |
令和4年雇用動向調査によると、35~39歳のうち、転職後に収入が増加した人の割合は44.9%です。2~3人に1人が転職後の年収アップを実現しています。
30代後半で、転職後の収入が変わらなかった人の割合は28.8%、減少した人は23.3%です。30代前半、40代前半と比較すると、36歳での転職で収入が下がるリスクは少ないです。
現職以上の年収アップを狙うのであれば、36歳のうちに転職活動に取り組みましょう。
36歳で転職するデメリット
- 未経験での求人は限定される
- 新しい職場で馴染めない可能がある
- 金銭的に転職活動しづらい
36歳で転職するデメリットは、未経験での異業種挑戦が難しいことです。経験を活かした仕事でなければ、求人は限定されやすいです。
異業種や別業界に、未経験やスキルなしで挑戦したければ、後述する36歳未経験で転職しやすい仕事を是非参考にしてください。
また、家族がいたり生活水準が高い方は、転職活動中にも収入が必要です。在職中に転職活動したり、ビズリーチなど放置しても企業から声がかかるサービスを利用して、お金に困らないようにしましょう。
36歳で転職をおすすめできる人の特徴
キャリアプランが明確になっている
36歳の転職を成功しやすい人の特徴は、キャリアプランが明確にある人です。何のために転職するのかという軸があれば、企業選びで迷うことはありません。
また、転職してやりたいことが明確になっていれば、選考で採用担当者に強くアピールできます。
転職目的の明確化が上手くできない人は、ビズリーチなどの転職サービスを利用しましょう。キャリアプランの相談に乗ってもらえるため、転職の目的や優先度を決める助けになります。
マネジメント経験がある
36歳では、マネジメント経験がある人が転職を成功させやすいです。30代後半の採用では、管理能力を期待されます。
20代若年層と異なり、チームや部下をマネジメントする役割は、まさに36歳以上に求められるスキルです。
マネジメントに関わる経験や実績があるなら、転職してどう会社に活かせるかを具体的にアピールしましょう。
即戦力として働ける能力がある
即戦力として働ける力があれば、36歳の転職において重要な要素です。スキルを活かした活躍が期待できるれば採用されやすいです。
例えば、外資系企業なら、ビジネスレベルの語学力があれば有利です。エンジニアなら、高いプログラミングスキルが評価されます。
また、コミュニケーション能力や課題発見・解決能力など、異なる業職種でも通用する汎用性の高いスキルは高く評価されます。
4.今の企業の成長性を感じられない人
仕事や会社に将来性がなければ、転職を考えるべきです。求人サイトなどから、将来性のある業界や職種を探してみると良いです。
ただし、経営層と従業員の将来性の見方は違います。自分目線だけでなく、転職エージェントなどに自社の将来性を聞いてみましょう。
転職エージェントは、企業や業界を細かく分析しています。マイナビやリクルートなど大手で無料相談できるサービスがおすすめです。
5.好条件で企業から誘われている人
35歳で転職を最もおすすめできるのは、現職よりも良い条件で内定が確実に貰える人です。リスクが少ない状態で転職できます。
スカウトされるためには、スキルやキャリアが必要であり、知名度がないと難しいと思われますが、今はビズリーチがあります。
ビズリーチは、登録しておけば企業からスカウトが届きます。自分にとって良い条件の企業から連絡が来る可能性もあるので、登録だけでもしておくべきです。
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36歳で転職しないほうがいい人の特徴
転職理由が定まっていない
転職理由が定まっていない人は、転職に失敗しやすいです。転職の軸がなければ選考を通過することが難しく、理想の仕事や企業も見つけられません。
転職を検討する際は、将来どうなりたいのか考えて、転職先の企業に求めるものや仕事を通じて得たいものを見つけましょう。
転職後のキャリアが描けなければ、マイナビなどのプロに相談するなどして、将来像を決めてから行動を起こしましょう。
前職の考え方に囚われすぎている
前職の考え方に囚われすぎている人は、転職で失敗する可能性があります。36歳では実務経験が豊富な反面、前職までの経験が足かせになり、新しい職場のやり方を受け入れらない人もいます。
前職の経験を活かせる部分と、新しい会社のルールに従う部分をうまく分けて、柔軟に対応しましょう。
転職先に求める条件が高い
転職先に求める条件が高いのは、失敗する原因として多いです。36歳では、年収や福利厚生、ワークライフバランスなどの条件が整った求人を見つけることは難しいです。
希望をすべて満たしている企業を探そうとすると、時間がかかってしまいます。条件に優先順位をつけて、譲れないものを1つか2つに絞ることも大切です。
アピールできる実績やスキルがない
アピールできる実績やスキルがない人は、転職を失敗しやすいです。36歳では即戦力が求められるので、スキルや実績がないと採用に繋がりにくいです。
アピールできる強みがない場合は、現職で実績を挙げたり、資格を取得してから転職活動をする方が良いでしょう。
転職回数が多い
転職回数が多いと選考で不利になる傾向があります。リクナビNEXTの調査によると、3回以上の転職経験がある場合に、マイナスな印象を抱く企業が多いです。
転職回数が多いと「何か問題があるのでは」と採用担当者に不安を与えてしまい、選考が不利に働きます。
転職の成功率を上げるなら「前職では努力したが自身の希望を実現できなかった」など、前向きな志望理由を準備しましょう。
36歳で転職を成功させるコツ
キャリアプランを明確にする
36歳の転職を成功させるには、キャリアプランを明確にすべきです。仕事でやりたいことや目標を洗い出すことで、転職して何がしたいのかという軸を決められます。
年収アップやワークライフバランスの実現など、転職理由は人それぞれです。目的が違えば、応募する企業や転職の進め方も変わってきます。
キャリアプランが曖昧なままでは転職理由が定まらず、採用が不利に働きやすいです。転職をして自分がどう成長したいか、どのように会社に貢献できるのかを考えてみましょう。
即戦力となるスキルや資格を身につける
36歳の転職を成功させるには、即戦力となるスキルや資格を身につけることが重要です。そもそも、36歳の求人では専門職が多く、応募条件としてスキルや資格を定めているケースが多く見られます。
むやみに転職しようとせず、まずは自分の就きたい仕事に必要なスキルや資格がないかを確認すべきです。取得しなければならないスキルや資格があるなら、現職中に条件をクリアしましょう。
キャリア・スキルの棚卸しをする
36歳の転職を成功させるには、キャリア・スキルの棚卸しをすることが重要です。現職(前職)でどんな業務をしてきたのか、何ができるのかを整理することで、企業へのアピールポイントを明確にできます。
企業が36歳の求職者に求めているのは、即戦力として活躍できる人材です。これまでの社会人としての経験や実績を振り返って、自分の強みを探してみましょう。
キャリア・スキルの棚卸しには、転職サービスの利用がおすすめです。中でも、ビズリーチは5,000人以上のヘッドハンターが在籍しており、求職者ごとに適切な転職サポートを受けられます。
希望条件にこだわりすぎない
希望条件にこだわりが多いと、転職する機会を逃すリスクになります。36歳で、全ての条件に置いて満足がいく転職はかなり難しいです。
収入や福利厚生、仕事のやりがいなど、希望条件に優先順位をつけておきましょう。転職活動で譲れない条件を明確にすることで、選択肢の幅が広がります。
優先順位を決められないなら、ビズリーチやマイナビエージェントなどの転職サービスを利用しましょう。カウンセリングを通じて、自分の考えを整理できます。
現職と並行して転職活動する
36歳の転職を成功させるには、現職と並行して転職活動を進めることが重要です。
仕事を辞めてからの転職活動は、金銭的な不安があります。そのため、焦って条件を必要以上に緩めたり、希望しない企業へ転職してしまう恐れがあります。
企業の採用担当者は、離職中の応募者に対してあまり良い印象を持ちません。現職がブラック企業でない限り、できるだけ在職中に転職活動を進めるべきです。
転職サイトで自分にとって良い会社を探す
良い会社に転職したいなら、自分にとって良い会社を探すことから初めましょう。1日5分でも良いので大手転職サイトを見れば良いです。
なかでも業界最多の求人が掲載されているリクナビNEXTは、2025年1月17日現在で1,058,000件の採用募集を見ることができます。
たくさんの企業の条件や待遇、働き方をみれば、自分が辞めどきだと判断したサインを覆す会社を見つけられて、転職を成功させやすくなります。
口コミサイトなどで企業実態を調る
調べるポイント
- 残業時間や労働時間
- 休暇はとれるか
- ハラスメントがないか
- 社内の雰囲気はどうか
- 成長できる環境や仕組みがあるか
良さそうな企業を見つけたら、口コミサイトもチェックしましょう。口コミサイトは書き込みにユーザー登録が必要なので、SNSより信憑性が高いです。
大手の口コミサイトのopenworkや転職会議を見れば、企業の雰囲気を掴むのに十分ですし、無料で活用できます。
口コミサイトを活用すれば、転職サイトなど求人情報に掲載されていないリアルな情報を見れるので、転職を成功させるに必須です。
年収を上げたいならキャリアを活かす
36歳で年収を確実に上げたいなら、経験やスキルが活かせる企業を選びましょう。企業は即戦力を求めているので、すぐに実績を出せそうな経験があれば高年収に期待できます。
未経験の業界・職種でも、企業側が「〇〇人のチームリーダーしてプロジェクトを成功させた」といった成果を評価してもらるのであれば、年収を高めて内定をもらえる可能性があります。
求人を探す際には求人票の確認の他に、企業分析もするのがおすすめです。競合のほうが同じスキルで高年収であることもあるので、入念にチェックしましょう。
希望条件で譲歩できる部分をまとめる
36歳で転職を成功させるなら希望条件で譲歩できる部分をまとめておきましょう。30代の求人数は20代よりも少なく、条件を全て満たせる企業を見つけるのが困難です。
「定時上がりできなくても年収が上がればいい」「リモートワークができれば年収ダウンは仕方ない」など、具体的に譲歩できる部分をまとめてみましょう。
また、譲歩できない部分の高望みはNGです。現職の年収が500万円なのに800万円以上を希望していては合格を勝ち取ることは難しいでしょう。
転職のプロに相談する
35歳に限らず、転職を考えているのであればプロに相談するのが一番です。今の時代は完全無料で相談できる「転職エージェント」というサービスがあるので使わないだけ損です。
例えばマイナビエージェントは、無料でキャリアのプロに相談することができて、自分では出会うことのできなかった転職先を紹介してもらえます。
転職エージェントは求人の紹介だけでなく、面接対策や年収交渉などのサポートを行ってくれるので、転職の成功には必要不可欠な存在です。
転職エージェントがやってくれること
- スキルや経験の棚卸し
- 転職しやすい会社の紹介
- 転職理由のブラッシュアップ
- 面接の対策
- 企業への年収交渉
- 現職場の退職方法の助言
スキルなしで36歳から始める仕事を解説
36歳未経験でも転職をおすすめする仕事はある
36歳は、業界未経験や通用するスキルがないと転職しにくいと言われています。しかし、実際には未経験で転職している人は多いです。
業界や職種によっては、36歳で若手として採用されたり、人手不足によって積極的に採用しているので転職の参考にしてください。
36歳男性の未経験で転職しやすい仕事
タクシードライバー
タクシードライバーは高齢化が進んでいるので、36歳は若手です。今後の成長に期待されるため、未経験でも採用されやすいです。観光客が増え続けているため、タクシー大手企業は、常に求人を出しています。
10万円の入社祝い金がもらえたり、未経験でも年収400万円が約束されるなど、人材不足を背景に好条件が開示されています。慣れればフリーとして起業もできるので、将来性も高く転職先として有望です。
建設業の現場作業員
出典:建設業就労者の高齢化|日本建設業連合会(2023年12月)
建設業の現場作業員は、未経験の36歳が転職しやすい仕事です。日本建設業連合会のデータによると、2023年には働き手の約36%が55歳以上であり、30代でも若手として採用されます。
加えて、国土交通省のデータによると、2021年の建設業就業者数は485万人でした。ピーク時の1997年は685万人だったので、人手不足の企業が多く未経験でも応募できる求人が多いです。
大手流通業界のドライバー(トラック)
大手流通業界のドライバーは、スキルがない36歳でも転職しやすい仕事です。厚生労働省の調査によると、トラック運転者は50代以上が多く、30代後半であっても未経験採用してくれる企業は多いです。
流通業界大手のヤマト運輸の中途採用では、全国各地で正社員のドライバーを募集しています。新人研修で座学や運転実習を2週間実施してくれるので、未経験で採用されても仕事前の不安を解消できます。
営業職
営業職は、36歳から始める仕事としておすすめです。転職時に専門知識を求められることが少なく、未経験でも始めやすいです。
36歳まで仕事をこなしてきた社会人経験は、状況や相手に合わせてコミュニケーションをとる営業職に必ず活かせます。
営業職への転職では、年収アップの実績が豊富なビズリーチがおすすめです。企業からのスカウトを待つスタイルなので求人を探す手間がなく、効率的に転職活動を進められます。
36歳女性の未経験で転職しやすい仕事
旅館・ホテルのフロントスタッフ
旅館・ホテルのフロントスタッフは、未経験36歳で転職しやすい仕事です。日本人はもちろん、外国人客が増え続け、2019年と比較すると16.8%も増加しているため、人手が追いつきません。
特に、気遣いのできる女性の採用は急務であり、NHKのニュースでは旅館やホテルの9割が正社員不足に困窮しています。接客やPCでのデータ入力がメイン業務で、未経験でも転職しやすいです。
不動産の営業
出典:不動産ビジョン2030|国土交通省(2023年12月)
不動産の営業は、女性が未経験で転職しやすい仕事です。国土交通省データでは2015年時点で50歳以上が約63%と就業者の高齢化が進んでいるため、36歳は若手としてポテンシャル採用されます。
不動産営業は辛い印象がありますが、例えば賃貸仲介はノルマはないことが多いです。女性が活躍しやすく、実際に求人を見ると女性積極採用中の企業が多いため、未経験転職としておすすめです。
事務職
事務職は、女性に人気の職種です。年齢を重ねても働きやすく、結婚や子育てなどライフスタイルが変わっても問題ありません。正社員にこだわらなければ、高時給の派遣で働くなど雇用も選べます。
女性が多い仕事なので、職場の理解があってお休みを取りやすいことも利点です。地道な作業やパソコン業務が苦手でなければ、未経験転職先としておすすめなので、新しいキャリアとして選択肢にいれましょう。
36歳の転職におすすめの転職エージェント
転職サービス | 特徴 | 公開求人数 | 対応エリア |
---|---|---|---|
ビズリーチ | 年収アップに最もおすすめの転職サービス | 90,369件 | 全国 |
マイナビエージェント | 20~30代の転職サポートに優れたサービス | 非公開 | 全国 |
リクルート エージェント |
実績が豊富で誰にでもおすすめできる | 596,882件 | 全国 |
リクルート ダイレクトスカウト |
年収1,000万円以上のハイクラスを目指したい人向け | 241,298件 | 全国 |
dodaエージェント | 幅広い分野の求人を網羅している転職サービス | 206,997件 | 全国 |
レバテックキャリア | IT/web業界の転職に特化 | 22,351件 | 全国 |
エンワールド | 外資系・日系グローバル企業に特化 | 非公開 | 全国 |
アクシス コンサルティング |
コンサル転職支援実績No.1 | 非公開 | 全国 |
doda X | 年収800万円以上の非公開求人多数 | 35,742件 | 全国 |
JACリクルートメント | 管理職・専門職の転職に特化 | 非公開 | 全国 |
type転職エージェント | 関東圏の転職支援に強い | 29,408件 | 一都三県 |
※2023年11月時点
36歳で転職活動を始めるなら、まずはビズリーチに登録しましょう。ハイクラスに強い転職サービスで、現職以上の収入アップを目指したい人に向いています。
また、目的や業種・職種に応じて、他の転職サービスも併用しましょう。よりハイキャリアを目指すならリクルートダイレクトスカウト、充実した転職サポートを受けたいならマイナビエージェントがおすすめです。
36歳におすすめの転職サービスの詳細については、下記の記事も参考にしてください。
ビズリーチ
年収アップにおすすめの転職サービス
(出典:ビズリーチ)
ビズリーチのポイント
- 求人の3分の1が年収1,000万円以上
- 企業やヘッドハンターからスカウトされる
- 優良企業と直接コンタクトが取れる
評価 | ★★★★★ |
---|---|
求人数 | 90,369件 |
得意領域 | ハイクラス |
雇用形態 | 正社員 |
対応エリア | 全国
|
※2023年8月時点
ビズリーチの特徴
ビズリーチは、年収600万円以上を狙いやすい転職サービスです。登録すると過去の経歴やスキル、希望条件をもとにスカウトメッセージが届きます。
スカウトは厳選された優良企業やヘッドハンターから直接届きます。キャリアに自信がある求職者におすすめの転職エージェントです。
また、ビズリーチでは税込3,278円/月または5,478円/月の有料プランで、年収1,000万円以上の求人を紹介してもらえます。まずは、無料プランから利用してみましょう。
ビズリーチの評判と口コミ
マイナビエージェント
20~30代の転職なら断トツでおすすめ
(出典:マイナビエージェント)
マイナビエージェントのポイント
- 20代に信頼される転職エージェントNo.1
- 登録者の80%が34歳以下
- 業界ごとに専門キャリアアドバイザーがいる
評価 | ★★★★★ |
---|---|
求人数 | 非公開 |
得意領域 | 未経験、既卒・第二新卒 |
雇用形態 | 正社員、契約社員 |
対応エリア | 全国
|
※2023年8月時点
マイナビエージェントの特徴
マイナビエージェントは、若手の求職者に人気の大手転職エージェントです。新卒就職で最大手のマイナビが運営し、着実に実績を積んできています。
志望業界ごとに専任のキャリアアドバイザーがいるので、業界の情報を踏まえて応募書類の添削や面接対策を丁寧にサポートしてくれるのが魅力です。
さらに、面接が苦手な方に向けて模擬面接を実施しています。利用回数に制限はなく、夜間や土曜日の相談も受けているため、働きながらでも安心して面接対策をしてもらえます。
マイナビエージェントの評判と口コミ
リクルートエージェント
業界トップクラスの転職エージェント
(出典:リクルートエージェント)
リクルートエージェントのポイント
- 公開・非公開求人数が業界トップクラス
- 経験豊富なキャリアアドバイザーがサポート
- 書類の添削や面接対策が手厚い
評価 | ★★★★★ |
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求人数 | 596,882件 |
得意領域 | 幅広い業界・年代に対応 |
雇用形態 | 正社員 |
対応エリア | 全国
|
※2023年12月時点
リクルートエージェントの特徴
リクルートエージェントは、求人数・転職実績ともに国内トップクラスの転職エージェントです。非公開求人数も20万件以上を誇り、豊富な選択肢の中から自分に合った転職先を探せます。
書類添削や面接対策が充実しており、選考を通過しやすい書類の書き方や企業が見る面接のポイントなど、転職成功率を高めるサポートが受けられるのが強みです。
キャリアアドバイザーの丁寧なヒアリングや、求職者に寄り添ったアドバイスなども評判が良く、年齢や業界を問わずおすすめの転職エージェントです。
リクルートエージェントの評判と口コミ
リクルートダイレクトスカウト
ハイクラス向けの転職エージェント
(出典:リクルートダイレクトスカウト)
リクルートダイレクトスカウトのポイント
- 年収750万円以上の方向け
- 転職決定年収が平均900万円以上
- ヘッドハンターが3,000名以上在籍
評価 | ★★★★☆ |
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求人数 | 241,298件 |
得意領域 | ハイクラス |
雇用形態 | 正社員 |
対応エリア | 全国 |
リクルートダイレクトスカウトの特徴
リクルートダイレクトスカウトは、ハイクラス向け転職エージェントの中でも求職案件がトップクラスです。経験やスキルを活かしキャリアアップを目指す人に、最適なポストを見つけてくれます。
また、スキルや経歴をまとめた匿名レジュメを見て、ヘッドハンターや企業から直接スカウトを受ける仕組みです。ヘッドハンターは3,000名以上在籍しており、自分に合った仕事を代わりに探してくれます。
希望する業種や職種、経験などから自分に合いそうなヘッドハンターを選んで依頼することが可能なので、39歳でハイクラスの転職を狙うなら、登録しておきましょう。
リクルートダイレクトスカウトの評判と口コミ
dodaエージェント
幅広い分野の求人を網羅しているエージェント
(出典:dodaエージェント)
dodaのポイント
- 転職者満足度No.1
- 会員数が業界最大級の約600万人
- 転職サイトと一体化して利用可能
評価 | ★★★★☆ |
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求人数 | 206,997件 |
得意領域 | 未経験 |
雇用形態 | 正社員、契約社員 |
対応エリア | 全国
|
※2023年8月時点
dodaエージェントの特徴
dodaは電通の口コミ調べで、転職者満足度No.1を獲得しています。サポートの質はもちろん、求人の質が高いのもdodaの魅力です。
応募書類の添削や面接対策は個々に合ったサポートを受けられ、転職未経験でも安心して利用できます。
紹介している業種、職種も多岐に渡るので、他の分野に視野を広げたり、キャリアチェンジを考えたい人におすすめの転職エージェントです。
dodaエージェントの評判と口コミ
レバテックキャリア
IT・Web業界の転職に最もおすすめ
(出典:レバテックキャリア)
レバテックキャリアのポイント
- 初回提案での内定率90%超え
- 年収600万円以上の求人80%
- 業界特化の専任アドバイザーが在籍
評価 | ★★★★☆ |
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求人数 | 22,351件 |
得意領域 | IT/web業界、エンジニア |
雇用形態 | 正社員、契約社員 |
対応エリア | 全国
|
※2023年8月時点
レバテックキャリアの特徴
レバテックキャリアは、IT・WEB業界の中でもエンジニア職に特化した転職エージェントです。エンジニアとしての技術や市場を知り尽くしたアドバイザーにより、求職者と企業を的確に分析します。
高いマッチング精度で、初回の提案での内定率は90%を超えています。
専任のキャリアアドバイザーは、求職者とマンツーマンで求人紹介から応募書類の添削、面接対応まで徹底的に対応し、スピーディーな転職をサポートします。
レバテックキャリアの評判と口コミ
36歳の転職体験談
家族に背中を押してもらえた
36歳で初転職。異業界。大企業から中小企業。はじめての地域。子どもは生後7ヶ月。転職決めたとき、妻に何て言われるか不安だった。すると「いいんじゃない。やりたいんでしょ」ってサラッと一言。背中を押してくれた。あれから5年。あのとき行動しなかったら今の僕はなかった。妻には感謝しかない。
— やす|コツコツ継続の人 (@yasulog2) September 25, 2022
転職時に、家族に背中を押してもらえたとの口コミです。家族の理解や協力を得ることで、転職活動はよりスムーズに進められます。
転職後の生活のトラブルを回避するためにも、家族には事前に相談しておきましょう。
情熱があれば転職は遅くない
ほんとその通りだと思います!私も36歳でしかも未経験でデザイナーとして転職することができました!年齢とかそういったことを要素を超えるほどの情熱があれば、遅すぎることは絶対ないと思えた瞬間です。
— sayaka (@syka_3) September 24, 2022
情熱があれば、36歳でも転職は遅くないとの口コミです。36歳未経験から、デザイナーへの転職を成功させています。
36歳では転職難易度が高まりますが、絶対にできないということはありません。努力を重ねれば、36歳でも未経験の仕事に転職できます。
36歳の転職でよくある質問
よくある質問一覧
36歳の転職で大事なことは?
36歳の転職で大事なことは、自身の強みを見つけることです。36歳の転職を成功させるには、企業が求める人材像と自身の実績、スキルがいかにマッチするかが重要です。
スキルや実績が優れていても、採用担当者にしっかりアピールできなければ、採用に繋がりません。
自身の強みが分からないという人は、ビズリーチやマイナビエージェントなどの転職サービスを利用しましょう。カウンセリングを通じて、企業にアピールできる強みを見出してくれます。
36歳の転職は遅い?
36歳の転職は遅くありません。
総務省の調査によると、2022年の35~44歳の転職者数は56万人です。36歳でも転職に成功している人は多いため、焦る必要はありません。
ただし、年齢を重ねるごとに転職難易度は高くなります。他に挑戦したい仕事があるなら、できるだけ早く転職活動に取り組みましょう。
36歳未経験でも正社員に転職できる?
専門職でなければ、36歳未経験で正社員への転職は可能です。
スキルなしでも、過去に努力してきたことや転職してやりたいことをしっかりアピールできれば、採用担当者に良い印象を与えられます。
36歳の転職は女性でも問題ない?
36歳の女性でも、転職は問題なくできます。令和4年雇用動向調査によると、30代後半の女性の転職率は10.7%で、同年代の男性よりも高い割合です。
より転職成功率を上げるには、長期的に働く意向を採用担当者にアピールすることが重要です。
36歳の転職で活かせる資格やスキルは?
36歳の転職で活かせる資格は、業職種によって異なります。例えば、不動産業界なら宅地建物取引士、事務職なら日商簿記検定(2級以上)などです。
また、スキル面ではマネジメント能力が高く評価されます。まずは自身が目指したい業職種で、必要な資格やスキルがないかを調べてみましょう。
36歳でも公務員に転職できる?
場所によりますが、公務員への転職は可能です。36歳では、社会人経験者枠として公務員試験を受けられます。
上限が59歳など、実質年齢制限のないものも多いため、36歳からでも公務員への転職に支障はほとんどありません。
36歳で異業種への転職はできる?
異業種への転職は、難易度が高いですが可能です。マイナビの調査によると、30代で異業種に転職した人の割合は、男性が42.6%、女性が43.8%でした。
2~3社の選考を受けて1社内定を得られる計算です。また、人手不足の業界を狙うことで、採用の可能性はより高まります。
36歳で転職する旦那は止めるべき?
36歳での転職は、家庭によりますが無理に止める必要はありません。36歳での転職成功例は多く、挑戦するのに遅くはないからです。
ただし、転職をすると、収入や労働時間の変化によって生活が大きく変わります。今後の生活に支障がないかを考慮して、判断すべきです。
36歳で2回目・3回目の転職は厳しい?
36歳で2回目以上の転職は、転職未経験者に比べるとやや不利に働きます。また、転職回数が多くなるにつれて、企業からの印象は悪くなります。
「スキルアップに向けて様々な業務を経験してきた」「御社の仕事なら能力をより発揮できる」など、企業が納得できるような転職理由の準備が必要です。
36歳の転職に学歴は必要?
36歳の転職に学歴を求められることは少ないです。多くの企業では、学歴よりも実績のある人材を求めています。
これまでのキャリアで得た経験や能力をアピールすれば、学歴問わず転職を有利に進められます。
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まとめ
36歳の転職は厳しくありません。マイナビの転職動向調査によると、30代男性の48.1%、30代女性では50.5%の人が面接企業から内定を獲得しています。同調査によると、異業種・異職種への転職を成功させている人も多いです。
36歳の転職では、これまでに培ってきた経験やスキルをアピールすることが重要です。また、マネジメント経験があれば、管理職として採用される可能性もあります。
ビズリーチやマイナビエージェントなどの転職エージェントを利用すれば、自分の適性や希望に合う求人を提案してくれます。効率的に転職活動を進められるので、登録しておきましょう。