「転職したいけどスキルがないから不安…」
「20代はスキルがなくても転職できる?」
20代はスキルがなくても転職できます。しかし、スキルや資格がないから転職に不利なのでは、と不安になる人も多いと思います。
この記事では、転職したいけどスキルがない20代に向けて、転職できる理由や進め方を解説していきます。転職を成功させるコツなども解説しているので参考にしてください。
転職する際にはマイナビエージェントといった転職エージェントの利用は必須です。特にスキルがない場合、転職エージェントのサポートがあれば転職成功率が上がります。無料で利用できるので、登録しておきましょう。
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- キャリハイ@編集部
- 「史上最高のキャリア」を目指す方に役立つ情報提供を目指しています。外資系、メーカー、金融、メガベンチャー、スタートアップなど、様々なバックグラウンドを有するメンバーが参画しています。
目次
転職したいけどスキルがない20代でも転職は可能
20代はスキルよりポテンシャルが重視されている
20代ならスキルがなくても転職できます。20代はスキルよりポテンシャルが重視されており、30代や40代に比べると伸びしろが大きいからです。
厚生労働省の調査によると、企業が20代を採用する際に重視するのは「職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神」で76%でした。
一方で「業務に役立つ専門知識や技能(スキル)」を求めている企業は35.9%と、ポテンシャルの半分程度です。特定のスキルや職歴よりも、本人の意欲を重視している企業が多いことがわかります。
- ▼正社員の採用で重視した調査結果
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20代は未経験可の求人が多い
20代は未経験可の求人が多いので、スキルがなくても転職できる可能性が高いです。ポテンシャルが重視されている20代は、こだわりがなければ幅広い業界・職種から転職先を選べます。
特に、スキルが不要な営業や事務などは未経験でも転職しやすい職種です。加えて、慢性的な人手不足が続いている、ITや運送、建築業界などは未経験の人材を積極的に採用しています。
ただし、未経験可の求人でもやみくもに応募するのはやめましょう。自身がどのようにキャリアアップをしたいのか明確にしてから転職先を選ぶべきです。
スキルがない20代で転職するなら転職エージェントの利用がおすすめ
転職エージェントを使うべき3つの理由
- 業界のプロが最適な転職先を紹介してくれる
- 転職サイトにはない非公開求人へアクセスできる
- 転職活動の全面的なサポートを受けられる
スキルがない20代が転職し、理想の働き方を実現したいなら転職エージェントの利用がおすすめです。あなたの経験やスキルに基づいて、最適な求人を紹介してくれます。
また、書類の添削や面接対策など、転職活動に必要なサポートを受けられます。転職への不安を解消し、やりたい仕事に就くためにも、転職エージェントを利用してみましょう。
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20代は前半と後半で転職難易度が異なる
20代前半から半ばまでの転職ではスキルより伸びしろを重視される
20代前半から半ばまでなら転職に支障はありません。企業側は現状のスキルや資格よりも、今後の伸びしろを重視しているためです。
企業への熱意や意気込み、人柄、学ぶ姿勢などが伝われば採用される可能性が上がります。
加えて、20代半ばまでなら「第二新卒枠(大卒以上で社会人経験2~3年程度の若手世代)」で応募できるケースが多いです。転職を考えている人は早め行動しましょう。
20代後半からの転職は即戦力を求められる
20代後半からは即戦力の人材を企業が求めているので転職難易度が上がります。面接で自身の実務経験やスキルをアピールできないと採用される可能性が下がります。
さらに、転職や早期退職を繰り返してきた場合は、企業先から「すぐに辞めてしまうのでは?」と警戒されてしまうケースもあります。
20代後半の人は「即戦力の人材」として企業へアピールできるように、スキルの棚卸しや自己分析をしておくのがおすすめです。
転職したいけどスキルがない20代の転職の進め方
- 「本当にやりたい仕事」はなにか整理する
- スキル以外の自分の強みを考える
- 転職エージェントに登録する
- 興味を持った業界を調べる
- 興味をもった企業の理念や社員の口コミを調べる
1.「本当にやりたい仕事」はなにか整理する
本当にやりたい仕事を探す方法
- 「やりたくないこと」をまとめる
- 求人情報から興味が出たものを見つける
- 転職、就職フェアに参加してみる
- 自分が会社に求める条件を明確にする など
転職したいけどスキルがない20代が転職を進める際には、初めに「本当にやりたい仕事」を整理しましょう。先に整理をしないと曖昧な転職活動になってしまい就職後に「こんな仕事はしたくない」と後悔してしまいます。
やりたい仕事が見つからない場合は、逆に「やりたくないこと」をまとめてみるのがおすすめです。やりたくないことをまとめれば、職種や希望条件が絞り込まれるので求人をより効率的に探せます。
2.スキル以外の自分の強みを考える
スキルがない20代が転職を進める際には、自分の強みを考えましょう。「リーダーシップがある」「チャレンジ精神がある」などが例として挙げられます。
自分には強みがないと思っている人は「得意なこと」や「自信があるもの」に置き換えるとイメージがしやすいのでおすすめです。
また、友人や家族から意見を聞いてみるのもおすすめです。第三者目線の意見は、自身の強みと言えます。
転職活動で使えるスキル以外の「強み」の例
スキル以外の強み | 具体的な例 |
---|---|
コミュニケーション能力 | 他者との意思疎通が得意 |
リーダーシップ | 集団をまとめて目標へ導ける |
気配り | 他者の意見を汲み取るのが得意 |
継続力 | 失敗を改善して継続できる |
主体性 | 自分の意思、責任で行動できる |
3.転職エージェントに登録して求人を紹介してもらう
スキルがない20代が転職を進める際には、転職エージェントに登録をして求人を紹介してもらいましょう。1人で転職活動するよりも効率的に進められ、失敗する可能性を下げられます。
転職エージェントでは自己分析のサポートもしてくれます。自己分析の結果からより自分に合った求人を紹介してくれるので、スキルがない20代でもやりたい仕事に出会える可能性が上がります。
20代の求人に強い「マイナビエージェント」や業界トップクラスの求人数を保有している「リクルートエージェント」など多数あります。複数のエージェントを併用するとより多くの求人を紹介してもらえるのでおすすめです。
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4.興味を持った業界について調べる
転職エージェントに登録をしていくつか求人を紹介してもらえたら、興味を持った業界について調べましょう。「この業界は今後も成長するかも」「市場規模が衰退がしているからこの業界は避けよう」などの、判断材料にできます。
業界について事前調査ができれば業務内容もイメージできます。面接で「この業界でこんな仕事に挑戦したい」といったアピールができれば、採用担当者から好印象を持たれる可能性が上がります。
5.興味をもった企業の理念や社員の口コミなどを調べて深掘りをする
興味をもった求人を見つけたら、企業の理念や社風、口コミなどを調べましょう。理念や社風の深堀りができれば、企業への志望動機をより明確にできます。
また、企業の口コミサイトから実際に働いている社員の声を確認すれば、入社後の働くイメージをより明確にできます。
転職したいけどスキルがない20代が転職を成功させるコツ
20代前半はポテンシャルや仕事への熱意をアピールする
転職したいけどスキルがない20代前半の人は、ポテンシャルや仕事への熱意をアピールするのが成功のコツです。企業が20代前半に求めているのはスキルや経験よりも伸びしろです。
ただし、やみくもに熱意だけ伝えても採用には繋がりません。人事の担当者は「自社についてどれだけ理解しているのか」「具体的なアピールができているのか」などをチェックしています。
ポテンシャルを重視されているとはいえ、選考や面接の下準備は念入りに進めておきましょう。
具体的なアピール例
- 業界や企業について理解ができている
- 入社後のキャリアアップについて答えられる
- 履歴書や職務経歴書がしっかり記載されている
- 自分の長所や短所を理解して答えられる
- 志望動機と転職理由が一致している など
20代後半は自分の強みや経験をアピールする
転職したいけどスキルがない20代後半の人は、自分の強みや経験をアピールしましょう。採用側は、20代前半よりも社会人経験を積んでいると見ているため即戦力を求めています。
自分には強みがないと思っている人でも一度、自己分析をしてみましょう。自分の振り返りをすることで、アピールできる強みやスキルを見つけられます。
前職で担当した職務や成功体験、辛かったことなどを洗い出してまとめると自己分析が効率的にできるのでおすすめです。
女性は結婚や出産を見据えて働きやすい企業を選ぶ
女性が働きやすい企業を見分けるポイント
- 育休、産休制度が充実している
- 「くるみん」「えるぼし」などの国の認定マークを取得している
- 女性の社員や管理職の割合が多い
- 残業時間が少ない など
転職したいけどスキルがない20代で女性の人は、結婚や出産を見据えて働きやすい企業を選びましょう。育休や産休といった子育て制度が整っていない企業へ転職してしまうと、キャリアアップができません。
転職活動を始める前に、出産後でも職場に復帰してキャリアを積みたいのか、子育てに専念して専業主婦になりたいのかまとめるのがおすすめです。職場復帰を考えているなら、女性が働きやすい職場を選びましょう。
企業側も、20代の女性に対して結婚や出産をきっかけに退職してしまうリスクを懸念しています。面接の際には、自身のキャリアプランをしっかり伝えて採用が不利にならないようにしましょう。
スキルがない20代を企業が採用する理由
若さゆえの柔軟性を期待しているから
スキルがない20代を企業が採用する理由として、若さゆえの柔軟性を期待している点が挙げられます。20代は職務経験が短い分、今までの経験が邪魔をしないので育成がやりやすく覚えも早いためです。
一方で、30代以降の求職者は「考え方が固まっている」「経験が邪魔になる」などの理由で、採用後の育成がやりづらいと企業は考えています。
年齢や職歴を重ねるほど転職は難易度が上がります。スキルがない20代の人は、早めに転職活動を始めましょう。
企業側の人件費や研修の負担が軽くなるから
企業の負担が軽くなる例
- スキルがなく年齢も若いので、高収入の提示が不要
- ビジネスマナーといった初期の研修がいらない
スキルがない20代を企業が採用する理由として、企業側の人件費や研修の負担が軽くなる点が挙げられます。スキルが高い30~40代よりも高収入を提示する必要が無いので、人件費を削減できます。
加えて、前職でビジネスマナーの教育は済んでいるので、入社直後に実務の研修ができるのも負担が楽になる理由の1つです。
新入社員よりも早く実際の現場に出てもらい、職務経験を積んで売上の貢献に期待しています。
今後を支える若手を育てたいから
スキルがない20代を企業が採用する理由として、今後を支える若手を育てたいと考えている点が挙げられます。少子高齢化の影響により働き手が減っており、人手不足に悩んでいる企業が多いです。
実際に、中小企業庁の調査で約50~70%の企業が人手不足で悩んでいます。よって、スキルがない20代でも伸びしろがあるので、将来は役職者になって欲しいと期待して採用します。
ただし「労働環境が悪い」といったブラックな理由で人手不足が続いている企業は避けましょう。「会社の急成長」や「事業の拡大」を理由に積極採用をしている企業に応募できるように下調べをしておくのがおすすめです。
採用担当者がスキルがない20代をチェックしているポイント
入社後の伸びしろがあるか
採用担当者はスキルがない20代と面接する際に、入社後の伸びしろをチェックしています。スキルがないので「成長してくれるのか」「将来、支えてくれる人間になれるのか」などのポテンシャル面を見ています。
加えて、前職までの経歴や人柄、社会人としてのマナーが身についているのかも採用担当者は見ています。入社後の仕事への取り組みや学ぶ姿勢などをうまく伝えられるようにしましょう。
「ハキハキ話せない」「優遇面を気にしすぎている」「前職の文句が多い」などの面を見せると、伸びしろを感じないと判断されるので避けましょう。
伸びしろを判断しているポイント
- 仕事への熱意や人柄
- 企業の下調べをしているかどうかのやる気
- 入社後のキャリアプランを答えられるか など
社風に合っている人間か
採用担当者はスキルがない20代をチェックする際に、社風に合っている人間なのか重視しています。社風が合っていないと、入社しても採用した人材の能力が十分に発揮されないためです。
例として、昔からの事業や伝統を重視している保守的な企業があるとします。面接時に「新しいことにチャレンジしたい」とアピールしても、社風が合っていないので採用される可能性は低いです。
企業は入社後に活躍してくれる人材を求めています。自分のやりたいことと、社風が合っている企業へ転職するのがおすすめです。
企業の社風の一例
- 新しいことにチャレンジできる
- 上下関係が厳しい、体育会系
- 完全実力主義
- 安定を重視する保守系 など
能力を活かして仕事ができるか
採用担当者はスキルがない20代をチェックする際に、能力を活かして仕事ができるのか判断しています。転職者の強みや得意な業務から、適切な配属先を決めているためです。
逆に、強みや得意な業務があったとしても、企業が能力を活かせないと判断すれば不採用になる可能性があります。
自分の強みや得意なことをアピールできるほど、採用率も上がります。面接前に伝えたいことを必ず整理しておきましょう。
スキル不足でも転職できた20代の体験談
飲食から営業に転職
- 男性|20代前半
- 飲食店で働いていましたが薄給で生活が苦しい一方なので、稼げる営業の世界へ転職しました。面接では体力や根気がいるし話術も必要と言われましたが、ずっと立ち仕事だったことや接客でお客様と仲良くなれたことをアピールして内定をもらえました。
PC業務を活かして事務職へ
- 女性|20代後半
- 前職はノルマに追われる毎日で残業続きでした。定時に帰れる仕事をしたくて中規模の会社で事務をやってます。PC作業は前の仕事でも資料作りとかで慣れていたので、事務の業務も直ぐに慣れました。
未経験からWeb業界へ転職
- 女性|20代前半
- 前の仕事は番組制作の会社でADをやってました。毎日、現場で機材や小道具なんかを運ぶ力仕事ばかりで、3年もしないうちに辞めました。スキルなんてないから転職できないと思っていましたが、転職エージェントさんに相談をしたらECサイトを運営している企業を紹介してもらい内定を貰えました。
異業界の営業に挑戦
- 男性|20代後半
- 食品会社の営業をやってました。ほぼ毎日、取引先との飲み会がありこのままでは身体を壊すと思って転職を決意しました。30になる手前だったので、転職は難しいと思ってましたが、人材派遣会社の面接で営業の経験を評価してもらえました。
転職したいけどスキルがない20代がしてはいけない行動
検討しないでやみくもに応募する
転職したいけどスキルがない20代は、検討しないでやみくもに求人に応募するのはやめましょう。やみくもに応募をしても、自分の希望に沿った企業から内定をもらえる可能性は低いです。
やみくもに応募すると求人に対して書類が適当になりがちです。採用担当者も「この人はよく調べないで応募してきたな」「書類が適当だからやる気は低いだろう」と見抜いています。
自分の譲れない条件や興味のある仕事を決めてから企業を探し、復数を比較検討してから求人に応募しましょう。
仕事を辞めてから転職活動を進める
転職したいけどスキルがない20代は、仕事を辞めてから転職活動を進めるのは避けるべきです。退職後に転職活動を始めると収入がなくなるので、焦って転職先を決めてしまいがちです。
企業側はキャリアの空白期間がある転職者に対して、悪い印象を持つケースも多いです。在籍中に転職活動を始めればキャリアの空白期間を作らずに済みます。
「在籍中に転職活動をする時間がない」という人は、マイナビエージェントといった転職エージェントを利用しましょう。求人紹介や書類添削のサポート、面接の日程調整などをしてくれるので仕事に集中して転職活動ができます。
労働条件をチェックしないで内定を承諾する
転職したいけどスキルがない20代は、労働条件をチェックしないで内定を承諾するのはやめましょう。確認をせずに承諾してしまうと、自分が思っていた希望と異なる点が出てきて後悔する可能性があります。
ただし、面接の時に労働条件を深堀りして質問すると、悪い印象を持たれてしまうケースがあります。
労働条件について調べる際は、企業の口コミサイトを確認したり、転職エージェントに質問してみるのがおすすめです。
転職したいけどスキルがない20代におすすめな業界
- IT業界
- 建設業
- 運送、物流業
- 不動産業
- 保険業
- 介護、福祉業
転職したいけどスキルがない20代におすすめな業界をまとめました。全体的な特徴として「人手不足」「未経験可の求人が多い」「スキルが身に付く環境」などが挙げられます。
特にIT業界は、2015年ごろから慢性的な人手不足が続いています。経済産業省の調査によると2030年の人材不足は約79万人と予想されおり、IT企業はスキルがない20代でも応募できる求人を多く出しています。
加えて、物流・運送業界もスキルがない20代でも転職しやすい業界です。厚生労働省の調査によるとトラック運転者の有効求人倍率は全職業の平均より2倍ほど高いので、転職しやすい業界といえます。
転職したいけどスキルがない20代におすすめな職種
ITエンジニア(プログラマー)
ITエンジニア(プログラマー)は、スキルがない20代におすすめの職種です。人手不足の業界なのでスキルがない未経験でも採用されやすいです。
ITエンジニアは、コンピューターのプログラム開発・構築を行う仕事です。働きながらスキルを身につけられる環境なので、経験を積めばより良い条件のIT企業へ転職したりフリーランスで働くことも可能です。
ITスキルを持っていない人は「ラクスパートナーズ」を活用してみましょう。3ヶ月間の研修が受けられるうえ、キャリアアップできる仕事にも配属してもらえます。まずは無料オンライン説明会から受けてみると良いでしょう。
ITエンジニア(プログラマー)に向いている人
- 営業や接客業経験者
- Webライター経験者
営業や接客業の経験がある人はITエンジニアへの転職に向いています。クライアントの要望どおりにシステムを構築する必要があるので、コミュニケーション能力や営業の交渉力を活かせます。
また、ITエンジニアは仕様書や報告書、マニュアルなどをまとめる業務も担います。Webライターといった、PCでライティング業務を経験している人は文章力やドキュメントの作成スキルを活かせます。
研修制度が整っているITエンジニアの求人がおすすめ
転職したいけどスキルがない20代がITエンジニアへ転職する際には、研修制度が整っている求人がおすすめです。研修がない企業では、簡単なデータ入力や資料整理などを任されるのでITエンジニアの実績を積めません。
スキルが身につかずITエンジニアとして成長できない可能性もあります。環境を変えようと転職先を探してもスキルが身に付いていないので、同じような職場にしか就職できない悪循環になる可能性が高いです。
応募前には、未経験者に向けた研修があるのか求人票や口コミサイトなどからチェックしておきましょう。
営業職
営業職は、スキルがない20代におすすめの職種です。全業界で需要があり、未経験でも採用されやすい職種です。「保険」「IT」「不動産」「住宅メーカー」などさまざまな業界からの求人があります。
営業職は顧客に合わせた「商材・サービス」を売り込む仕事です。企業によって営業が扱う「商材・サービス」が異なりますが、商材を売り込む業務は同じです。スキルを身につければ異業種への転職もチャレンジできます。
営業職が向いている人
- 接客業、飲食店経験者
- 介護職経験者
接客業や飲食店、介護職などの経験がある人は営業職への転職に向いています。営業職は顧客とのコミュニケーション能力が重視されるので、前職の経験を活かせます。
さらに、飲食店や介護職は立ち仕事がメインだったので培った体力も活かせます。営業職は訪問や商談などで顧客先への移動が多いため体力も重視されています。
ルート営業の求人がおすすめ
転職したいけどスキルがない20代が営業職に転職する際には、ルート営業の求人がおすすめです。既存の顧客へのフォローや新商品の提案がメインなので、飛び込みで営業をする新規開拓より難易度が低いと言われています。
ただし、取引先との関係を維持するために業務終了後の付き合いがあったり、要望に対してスピード感のある対応を求められます。
状況次第では取引を打ち切られる可能性もあるので、きめ細かい対応や気配りも必要です。
事務職
事務職は、スキルがない20代におすすめの職種です。どの企業でも必ず必要な職種なので、未経験でも採用されやすいです。求められるスキルはPC作業程度なので、ほかの求人と比較するとハードルが低い職種といえます。
事務職は、文書作成・メール応対・伝票整理・データ入力などの事務処理をおこなう仕事です。初めは覚えることが多いですが、仕事に慣れればルーティンワークの作業で働けます。
事務職が向いている人
- PC業務経験者(データ入力、Webライター等)
データ入力やWebライターなどのPC業務経験者は事務職への転職に向いています。前職でのExcelやWordといったPCスキルを仕事に活かして働けます。
細かい数字の入力・計算や大量の資料を整理するなど、地道な作業が苦にならない人は事務職に向いています。
定時で上がれる事務職の求人がおすすめ
転職したいけどスキルがない20代が事務職に転職する際には、定時で上がれる求人がおすすめです。退勤後の自分の時間を使って簿記といった資格の勉強をすれば、経理や総務などにキャリアアップできます。
一般企業で事務職の経験を積みながら「医療事務」の勉強をしてキャリアアップを目指すのもおすすめです。医療事務は医療機関で働けるので安定性が高く、長期的に働けます。
反対に、定時で上がれない事務職は自分の勉強時間を作れず、キャリアアップが難しいので避けるべきです。
介護職
介護職は、スキルがない20代におすすめの職種です。少子高齢化の影響により人手不足が続いているので、未経験可の求人が多いためです。
介護職は、老人ホームなどの介護施設で食事や入浴、リハビリ補助などをおこないます。特別なスキルは不要で、体力やコミュニケーション能力があれば働ける職種です。
また、施設によっては介護業務以外に送迎ドライバーや食堂でのキッチン業務の求人があります。自分の特性や強みを活かせる仕事なので、将来を見据えて長期の仕事をしたい人におすすめです。
介護職が向いている人
- 飲食店、接客業経験
- 営業職経験者
飲食店や接客業、営業の経験がある人は介護職に向いています。介護職は体力やコミュニケーション能力を求められるので、前職の経験を活かせます。
加えて、介護職は夜勤や土日出勤が多いのでシフト勤務にしている職場が多いです。同じようにシフト勤務で働く可能性が多い飲食・接客業経験者なら抵抗なく働けます。
勤続年数が長い職場の求人がおすすめ
転職したいけどスキルがない20代が介護職に転職する際には、勤続年数が長い職場の求人がおすすめです。介護職を長く続ければ、介護福祉士といった資格を取得できるので手当で年収アップを狙えます。
介護福祉士を取得すれば、福祉系の高校や介護福祉士育成施設の教員・講師に携われるので転職の選択肢を大幅に広げられます。
介護福祉士のほかにも、長期勤務を経ることでケアマネージャーへのキャリアを目指せます。介護業務での肉体労働をする機会がほとんどなくなり、サポートのプランニングといったデスクワークで働けます。
転職したいけどスキルがない20代におすすめの転職エージェント
マイナビエージェント
20代・若手に強い転職エージェント
(出典:マイナビエージェント)
マイナビエージェントのポイント
- 20代に信頼される転職エージェントNo.1
- 登録者の80%が34歳以下
- 業界ごとに専門キャリアアドバイザーがいる
評価 | ★★★★★ |
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求人数 | 非公開 |
得意領域 | 未経験、既卒・第二新卒 |
雇用形態 | 正社員、契約社員 |
対応エリア | 全国
|
※2023年8月時点
マイナビエージェントの特徴
マイナビエージェントは、若手の求職者に人気の大手転職エージェントです。新卒就職で最大手のマイナビが運営し、着実に実績を積んできています。
志望業界ごとに専任のキャリアアドバイザーがいるので、業界の情報を踏まえて応募書類の添削や面接対策を丁寧にサポートしてくれるのが魅力です。
さらに、面接が苦手な方に向けて模擬面接を実施しています。利用回数に制限はなく、夜間や土曜日の相談も受けているため、働きながらでも安心して面接対策をしてもらえます。
マイナビエージェントの評判と口コミ
リクルートエージェント
業界トップクラスの転職エージェント
(出典:リクルートエージェント)
リクルートエージェントのポイント
- 公開・非公開求人数が業界トップクラス
- 経験豊富なキャリアアドバイザーがサポート
- 書類の添削や面接対策が手厚い
評価 | ★★★★★ |
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求人数 | 596,882件 |
得意領域 | 幅広い業界・年代に対応 |
雇用形態 | 正社員 |
対応エリア | 全国
|
※2023年12月時点
リクルートエージェントの特徴
リクルートエージェントは、求人数・転職実績ともに国内トップクラスの転職エージェントです。非公開求人数も20万件以上を誇り、豊富な選択肢の中から自分に合った転職先を探せます。
書類添削や面接対策が充実しており、選考を通過しやすい書類の書き方や企業が見る面接のポイントなど、転職成功率を高めるサポートが受けられるのが強みです。
キャリアアドバイザーの丁寧なヒアリングや、求職者に寄り添ったアドバイスなども評判が良く、年齢や業界を問わずおすすめの転職エージェントです。
リクルートエージェントの評判と口コミ
転職したいけどスキルがない20代の転職活動でよくある悩み
みんなはどんな理由で転職をしている?
厚生労働省の調査によると20代は「労働条件が悪かった」「会社の将来が不安だった」などを理由に転職を決めています。
このような理由で転職するのは問題ありません。30~40代でもよくある転職理由なので、気負わないようにしましょう。
20代男性の転職理由まとめ
順位 | 20代前半 | 20代後半 |
---|---|---|
1位 | 労働時間、休日等の労働条件が悪かった | 労働時間、休日等の労働条件が悪かった |
2位 | 仕事の内容に興味が持てなかった | 会社の将来が不安だった |
3位 | 会社の将来が不安だった | 職場の人間関係が好ましくなかった |
20代女性の転職理由まとめ
順位 | 20代前半 | 20代後半 |
---|---|---|
1位 | 労働時間、休日等の労働条件が悪かった | 労働時間、休日等の労働条件が悪かった |
2位 | 職場の人間関係が好ましくなかった | 給料等収入が少なかった |
3位 | 給料等収入が少なかった | 職場の人間関係が好ましくなかった |
何回目の転職から採用に不利になる?
転職回数は多いほど不利になる可能性が高いです。リクナビNEXTの調査によると3回目から転職歴を気にする企業が一気に増えます。
転職回数が多いほど「うちの会社でもすぐに辞めそう」「長続きしないなら採用しない方がいい」などネガティブな印象を持たれます。
企業側が転職歴を気にする回数の調査結果【リクナビNEXT調べ】
※参照:リクナビNEXT「転職回数が多いと不利?年代別の転職回数と採用実態」
転職活動を始めるのは在籍中?退職してから?
転職活動は在籍中に始めましょう。退職後に転職活動を始めると収入がなくなるので、焦って転職先を決めてしまいがちです。
在籍中に転職活動をすればブランク期間を作らずに済みます。ブランク期間がある転職者は企業から悪い印象を持たれます。退職後の転職活動はおすすめしません。
「在籍中に転職活動をする時間がない」という人は、マイナビエージェントを利用しましょう。求人紹介や書類添削のサポート、面接の日程調整などをしてくれるので仕事に集中して転職活動ができます。
まとめ
スキルがなくても20代なら転職できます。採用する企業は20代の転職者に対して、スキルや資格よりも伸びしろを重視しているためです。
転職は若ければ若いほど有利です。スキルや資格の勉強に時間を使うよりも、早めに転職活動を始めましょう。転職エージェントを利用するれば、より自分に合った転職先が見つかります。
転職エージェントは20代の求人に強い「マイナビエージェント」や業界トップクラスの求人数を保有している「リクルートエージェント」など多数あります。複数のエージェントを併用するとより多くの求人を紹介してもらえるのでおすすめです。
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