- 優しい上司を持っている人のうち、キャリアアップに不安を覚えている人
- 優しい上司の元で、どんな働き方をするのがキャリアアップにつながるのかが分かっていない人
キャリアアップを狙う上で、上司との相性は非常に重要だ。
あなたが同じパフォーマンスを出したとしても、上司との相性が良い時と悪い時で評価が全く異なるはずだ。仮に相性が良い上司に当たった場合、努力した分だけ上司から評価されるので、効率的に実績を積むことができる。
中でも、優しい上司に当たると、大抵の人は心理的安全性を感じながら働くことができ、パフォーマンスを上げられる。日本のマネジメントは、大抵が叱ったり詰めたりすることで相手を伸ばそうとするが、相手を肯定して育てられる優しいマネジメントの方が、日本人には合っていると言われている。
優しい上司に当たることはラッキーだろう。
しかし、優しい上司に当たることはメリットだけではない。キャリアアップを狙う上で、注意しなければならないこともあるので、事前に注意点を理解しておいてほしい。
今回のブログでは、優しい上司の元で働くことのメリットとデメリットをまとめたので、自分がデメリットを把握できていたか確認しよう。
ちなみに、デメリットがあまりにも当てはまっていたり、「優しい上司の元ではあまりスキルアップが望めない」と感じている人は、早めに転職活動を始めよう。
上司との関係性は相性なので、優しい上司と合わないからといって、あなたの人間性に問題があるわけではない。ビジネスでの相性として割り切って、新しい職場を探そう。
転職を決意したら、早めに求人サイトとエージェントに登録することをおすすめする。具体的には求人サイトだとビズリーチに登録することがおすすめだ。
ビズリーチは、あなたの経験やスキルを踏まえて、企業側からスカウトを送ってもらえるので、効率的に転職活動を進めることができる。
- 心理的安全性を担保しながら、自分の意見を発信できるのがメリット
- 甘えてしまう人は、成長が止まってしまう傾向にあるのがデメリット
- 自分が上司の元でキャリアアップの妨げとなるような働き方をしていないかが判断の肝
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- キャリハイ@編集部
- 「史上最高のキャリア」を目指す方に役立つ情報提供を目指しています。外資系、メーカー、金融、メガベンチャー、スタートアップなど、様々なバックグラウンドを有するメンバーが参画しています。
目次
優しい上司の定義
そもそも「優しい」という定義は人によって異なるだろう。念のため、筆者の定義する「優しい」について整理したので、認識を揃えたい。
ミスを過剰に責めない
ミスした時にどんな態度を取るのか、が一つ目の特徴だ。
厳しい上司だと、一つのミスをいつまでもきつく叱ったり、強く責めたりする。もちろん、この方法はこの方法で、もう二度とミスしないように対策を考えるだろうから、意味はあるのかもしれないが。
優しい上司の場合、一つのミスに対して注意はするものの、必要以上に怒らない。簡単に注意さえすれば、あとは部下が自分で対策を考え行動すると信じているのである。実際、一度強く怒るとミスは減るものの、失敗を覚悟で大きな挑戦をすることが減ってしまう。
部下がより大きな挑戦をし続けられるように、最低限の注意しかしないことが、優しい上司の特徴である。
フィードバックが丁寧
特にベンチャー企業のマネジメント層になると、プレイヤーとしても管理職としても仕事があり、多くの人が忙しくてマネジメントを怠ってしまう。
その中でも、部下のためにフィードバックの機会を失わないように努める上司は貴重だ。部下のために時間を割くということは、その分だけ自分の作業時間を後倒しにしているということなので、それだけ部下思いだと言える。
また、部下の成長を期待していないと、丁寧なフィードバックはできない。社会人の成長は長期戦なので、長期的に教育をしないと意味がない。そのため、フィードバックに時間を当ててくれる上司は一度だけでなく、継続して面倒を見てくれる傾向にある。
そうした上司はなかなかいないので、大切にした方が良い。
周りに強く主張することはない
自分の意見を通すよりは、周りの意見を上手く調和して間を取り持つ人が多い。
もちろん、自分自身の意見がないわけではないが、自分の意見を通すことよりも、周りの意見を整理して、プロジェクトを前進させることに意味があると感じているケースが多い。
もし、ここまで解説したような上司がいないと感じたら転職をおすすめする。ビズリーチは企業の内部事情に詳しいヘッドハンターを多く抱えているので、理想の上司に出会える可能性が高い。
優しい上司を持つメリット
心理的安全性を感じながら仕事ができる
何よりのメリットは、心理的安全性を感じて仕事できることだろう。自分の意見をいうことや、失敗のリスク覚悟で新しい挑戦をすることを、恐れずに出来るのは非常に大切なことだ。
近年、よく話題に上がっている通り、心理的安全性が担保された組織はパフォーマンスが高い。心理的安全性は、良い結果を出す上で効果的なのだ。
つまり、優しい上司の元で、心理的安全性も担保しながら結果も出せれば、そのまま評価してもらえるので良いこと尽しなのである。
相談しやすいので、問題が複雑化しない
気軽に仕事の課題を相談できるため、問題が起きた時にすぐに報告し、対策を練ることができる。
厳しい上司の元だと、何か問題が起きてもなかなか報告できず、上司が知る頃には手遅れということも大いにあり得る。
素直に苦しい状況を伝えられることは、問題を悪化させない点でもメリットなのである。
ちなみに、筆者が以前勤めていた企業では、組織のコンディションを測るために、状態を
- 晴れ
- 曇り
- 雨
で表現し、選んでもらっていた。しかし、退職や休職する人のほとんどが、毎日「晴れ」を選んでいたそうだ。
素直に自分の状況を伝えられるには、土台に心理的安全性が必要不可欠なのだ。
つまり、優しい上司とは、心理的安全性を担保し、素直に悩みを言える環境を作り出せる人物を指すのだ。
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優しい上司を持つデメリット
ここまで読むと、優しい上司に当たることはメリットしかないように思うかも知れないが、良いことと悪いことは表裏一体である。
良いことを享受できる分、デメリットも存在するので、事前に知っておいてほしい。
自己管理能力がないと、成長が遅くなる
上司が厳しく言わない分、甘えることができてしまう。
「今日までにこれをやらないと怒られてしまう……」という恐怖心は、同時に自己管理の原動力ともなるので、結果としてだらけることなく仕事ができる。
怒らない上司を持つと、怒られない一方で、怠けることができてしまうので、その分成長が遅くなってしまうのだ。
自己管理できる分には問題ないが、だらけてしまう一方で結果が出ないということであれば、別の上司の元に身をおいた方が良いだろう。
上司の会社からの評価に注意
優しい、というだけで、仕事ができない場合に注意だ。
部下のモチベーションを作るのはうまいが、自分自身は全く結果を出せずに昇進が頭打ちになっていることがある。
その場合、あなたがその部署で昇進するチャンスが潰されている可能性がある。上司がきちんと昇進してくれれば良いが、途中で止まっていると、あなたが上に上がれないこともあるので、注意してほしい。
あるいは、大手企業だと、どの上司から信頼を得るかでその後の出世ルートが決まることがある。上司によって出世しやすかったりしにくかったりするので、もし優しい上司が後者に当てはまる場合は、社内でのキャリアアップが難しいかもしれない。
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優しい上司の元でどう働くべきか
上記のデメリットを踏まえて、あなたがどう仕事に向き合うべきかをまとめた。
仕事の質を上げることを徹底する
上司が優しい分、仕事の手を抜きがちだと感じるのであれば、自分で仕事の基準を上げるのが良い。
例えば、他の部署では5営業日で提出できれば良いものを、3営業日で提出するなど、他の厳しい部署以上の基準を自分に課すなどだ。
自分が自分をどこまで追い込めるかがポイントになるので、検討してほしい。
なお、自分自身では追い込めないが、実力アップを狙いたいという人は、社内異動あるいは転職を検討した方が良い。転職する場合は、コンサルなど多忙で高いプロフェッショナリズムを求められる企業に行った方が良い。
コンサルに強いアクシスコンサルティングは、未経験からのコンサル転職も支援しているので、相談すると良いだろう。あるいは、コンサル以外でハイクラス向けの企業に行きたいのであればリクルートダイレクトスカウトに登録するべきだ。自分に合った方を選んで、ぜひ成長できる環境に身を投じよう。
他の上司からフィードバックをもらう
他の人と仕事する機会があれば、そこでフィードバックをもらうのも良い。
他の厳しい上司から鋭い指摘を受けると、どこかで自分が優しい上司に甘えていた部分に気づくことができる。定期的にそうした機会を設けて、自分を律することでだらけないようにすることをおすすめする。
優しい上司の元でキャリアアップできるかを考えよう
今回の記事では、優しい上司の元で働くことのメリットデメリットをまとめた。
総じてメリットは大きいものの、
- キャリアアップが必須
- 優しい上司だと甘えてしまう
の二つに当てはまる人はデメリットの方が勝る可能性が高い。
自分が今のまま、優しい上司のもとで働くべきかどうかを考え直して、転職すべきかを考えよう。
なお、転職を決意した人は、早めに求人サイトとエージェントに登録することをおすすめする。
求人サイトだとビズリーチがおすすめだ。ビズリーチは、あなたの経験やスキルを踏まえて、企業側からスカウトを送ってもらえるので、効率的に転職活動を進めることができる。
また、エージェントであれば、自分の特徴に合ったところを選ぼう。
コンサルに興味があればアクシスコンサルティング。年収アップを狙っているならばリクルートダイレクトスカウト。いずれもレベルの高い企業を紹介してくれるので、キャリアアップが狙えるはずだ。
あるいは、まだ業界や企業のレベルを問わず広く転職活動したい人は、マイナビエージェントが良いだろう。業界最大級のエージェントなので、広くアドバイスや情報提供をもらえる。
今の状況に甘えて成長が止まってしまうならば、早めに環境を変えよう。
今日は以上だ。