ビズリーチはハイクラス層に人気の転職サイトとして知られている。転職でキャリアアップを目指したい人はぜひ登録しておきたいサイトだ。
しかし、登録の際に自分の会社名や個人情報等を入力する必要があるため、転職活動をしていることがばれるのではないかと不安になる人もいるだろう。
ビズリーチの場合、ばれることを極力回避するための設定を行い利用することが可能だ。
本記事では、ビズリーチを利用しても会社にばれない理由とともに、ばれない利用方法を解説していく。
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- キャリハイ@編集部
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目次
ビズリーチに登録しても会社にばれることは無い
ビズリーチは登録時に「名前」「生年月日」「電話番号」「メールアドレス」などの個人情報を入力する必要がある。しかし非公開のため、企業やヘッドハンターは閲覧できないようになっている。
個人を特定できるような情報を企業やヘッドハンターに知られることはないため、ビズリーチを利用しても会社にばれることなく転職活動が可能だ。
登録した段階で企業やヘッドハンターに公開されるのは、キャリアに関する職務経歴書などの情報のみとなっている。
転職サイトやエージェントを利用する際、勤務先にばれてしまうのではと不安に思う人も多いが、ビズリーチは情報の公開範囲を自ら設定できるため、在職中でも安心して転職活動できる。
ビズリーチの仕組み
ビズリーチは、登録後に行われる審査に通過した人のみ利用できる、ハイクラス層向けの転職サイトだ。求人検索とスカウトによる転職が可能になっている。
企業やヘッドハンターは、利用者が記入した職務経歴書を閲覧し、求人の条件にマッチした人に対してスカウトの連絡を行う。
利用者は届いたスカウトの内容を確認し、希望の条件に合致したものや興味のある求人があれば返信や応募をして転職活動を進めていく。
ビズリーチを利用すれば、仕事が忙しく求人検索を行う時間のない人も企業やヘッドハンターから届くスカウトを待ちながら効率的に転職活動を進められる。
これまでの経歴や保有するスキルによっては、幹部候補や管理職などの質の高い求人を紹介してもらうことも可能だ。
ビズリーチをばれること無く利用する方法【画像付き】
ビズリーチでスカウトの連絡だけを受けている場合、企業やヘッドハンターに「名前」「生年月日」「電話番号」などの個人情報を知られることはない。
しかし登録した職務経歴書は公開されている状態のため、ばれてしまうリスクもゼロではない。
勤務先に転職活動中であることがばれたくない人は、これから紹介する以下の5つの方法を試してほしい。
- 企業ブロック設定をする
- ヘッドハンターブロックを利用する
- 勤務先の会社名を非公開にする
- 匿名でスカウトに返信する
- 職務経歴書を非公開にする
企業ブロック設定をする
現在の勤務先にばれてしまうのを避けたい人は「企業ブロック」を設定しよう。
企業ブロック設定では、勤務先など自身の転職活動を知られたくない企業に対して職務経歴書の閲覧を非公開にできる。
非公開設定できる企業数に上限はないため、転職活動がばれるのを避けたい取引先なども指定しておけばより安心できるだろう。
ばれたくない企業を指定するには、マイページの設定から、「企業ブロック設定はこちら」をクリックして進めよう。
企業ブロック設定の画面に切り替わった後で「ブロックする企業を追加」をクリックする。
ブロックしたい企業の名称を入力して「検索する」のボタンをクリック。
ブロックしたい企業が表示されたら、チェックボックスにチェックを入れ、「非公開にする」のボタンをクリックすれば職務経歴書の閲覧を非公開に制限できる。
ビズリーチと取引のない企業は検索しても表示されないが、今後取引が開始されることも考えられる。定期的にチェックすればより安心して転職活動を進められるだろう。
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ヘッドハンターブロックを利用する
ビズリーチでは、特定のヘッドハンターに対しても職務経歴書の閲覧を制限できる。
ヘッドハンターの閲覧をブロックするにはヘッドハンターの個別ページから行うことが可能だ。
閲覧をブロックしたいヘッドハンターの個別ページの下部にある「このヘッドハンターをブロック」をクリックすれば完了だ。ブロックにより制限がかかっている場合は「ブロックを解除」と表示されるので目安にしよう。
ブロックしているすべてのヘッドハンターを確かめるには、設定にある「ヘッドハンターブロック一覧」をクリックすれば確認できる。
勤務先の会社名を非公開にする
勤務先の会社名を非公開にして、転職活動がばれるのを回避することもできる。
勤務先を非公開に変更するには、マイページの「職務経歴書」>「職務経歴」>職務経歴詳細内の「編集」ボタンをクリックしよう。
企業名は記入せず、「外資系IT企業」「コンサルティングファーム」など、事業内容がわかるように変更すれば勤務先がばれてしまう心配はない。
勤務先名を非公開にすれば特定されることはないが、会社名を公開したほうが企業やヘッドハンターからスカウトを受け取れる確率が高まる。
勤務先を非公開にするとデメリットもあるため、どちらが良いのか自身で検討して選択しよう。
匿名でスカウトに返信する
ビズリーチを利用すると企業やヘッドハンターからスカウトのメッセージが届く。希望に合致した求人であれば返信してやりとりを開始しよう。
しかし以下の場合は、「名前」「生年月日」「電話番号」「メールアドレス」の個人情報が公開されてしまう。
- 求人に応募した場合
- スカウトのメールに対して、「名前を表示」「連絡先を表示」にチェックを入れたまま返信する場合
スカウトに返信すると名前やメールアドレスも公開されるが、情報が知られるのを避けたい場合は、設定により名前を匿名にして返信することも可能だ。
メッセージの返信画面にある「名前を表示」と「連絡先を表示」の2か所のチェックをはずせば非公開のまま返信できる。
スカウトの求人内容は魅力的だが、個人情報を公表しても問題がないか確信がもてないときに役立つ機能だ。
「名前を表示」と「連絡先を表示」の2か所のチェックをはずすことなく送信すれば、スカウトを受けたヘッドハンターに対して名前と連絡先を公開した状態で返信できる。
職務経歴書を非公開にする
ビズリーチに登録後、なにも設定をしていない状態の場合、企業やヘッドハンターに公開されるのは、キャリアに関する職務経歴などの情報のみとなっている。
職務経歴書自体も非公開にしたい場合、マイページの設定から操作できる。
設定画面の「職務経歴書公開設定、応募優遇サービス」付近にある「編集する」をクリックすると、「メール・スカウトの配信管理」の画面に切り替わる。
「メール・スカウトの配信管理」のなかにある「ヘッドハンターへの職務経歴書公開設定」と「採用企業への職務経歴書公開設定」にある「非公開」を選択し、「変更を保存する」をクリックすれば閲覧できない状態に変更できる。
職務経歴書を非公開にしてもスカウトは届く?
職務経歴書を非公開にした場合、企業やヘッドハンターからのスカウトの連絡は届かなくなる。
ビズリーチの保有する求人は利用者が自ら検索することもできるが、企業やヘッドハンターからの「スカウト」がきっかけとなって転職が決まるケースが多い。
スカウトは、利用者が記入した職務経歴書を企業やヘッドハンターが閲覧したうえで送付している。
そのため、企業やヘッドハンターに対して職務経歴書を非公開にしてしまうとスカウトを送付する判断材料がなくなり、優良案件を受け取ることができなくなってしまう。
また「プラチナスカウト」もスカウト同様に届かなくなる。プラチナスカウトとは、面談や面接が確約されているスカウトを指す。
プラチナスカウトは企業やヘッドハンターが強い関心をもった人にのみ送る通知のため、転職の決定率もアップする。
職務経歴書を非公開にした場合、優良な求人が紹介されなくなるデメリットも考えたうえで設定したほうがいいだろう。
ビズリーチでばれずに転職活動するための注意点
ビズリーチに登録して転職活動をしても勤務先にばれる可能性は低い。しかし転職を考えていることが知られてしまうケースはほかにもある。ばれたくなければ以下の点に注意して行動したほうが安全だ。
- 職場でサイトを閲覧しない
- 職場の人に転職の話をしない
- 電話で転職の話をしない
- SNSで転職について発信しない
ビズリーチをばれずに利用してキャリアアップを実現させるためにも注意点を確認しておこう。
職場でサイトを閲覧しない
ビズリーチの利用がばれたくなければ職場でサイトを閲覧しないほうがいいだろう。
ビズリーチを利用すると企業やヘッドハンターからスカウトが届いたり、メッセージのやり取りをしたりすることが多くなる。
転職活動をしていると進捗状況が気になってしまうのは仕方のないことだが、パソコンやスマートフォンでサイトを開いているところを上司や同僚に見られてしまう可能性もある。
変な形で転職する噂が広まると、社内評価に影響を及ぼすことも考えられる。結局転職しなくても、「転職するかもしれない人物」と一度でも思われてしまうと、重要な仕事やポジションを与えられないリスクも考えられる。
企業によってはパソコンの閲覧履歴をモニタリングしているケースもある。誰もいない空間であっても会社のパソコンを使用してビズリーチにアクセスするのはやめたほうがいいだろう。
勤務中に確認したい場合は、お昼休憩など一人になったときにプライベート用のパソコンやスマートフォンから確認することを心掛けよう。
職場の人に転職の話をしない
ばれるのを避けるためには職場の人に転職の話をしないことも大切だ。
信頼できる先輩や同僚であれば大丈夫だと思い込み転職活動の話をしてしまうケースもあるが、そこから漏れるリスクもある。
職場の人に転職の話をするなら内定をもらった後か退職願や退職届を上司に提出するタイミングなどがいいだろう。
転職の話をしたい場合、勤務先とは関係のない友人や家族に相談にのってもらったほうがばれるリスクを避けられる。
電話で転職の話をしない
転職活動中はヘッドハンターなどから電話がかかってくる機会も増える。社内で電話をとって転職の話をしていると誰かに聞かれてしまう可能性もある。
転職に関係する電話がかかってきた場合、勤務先から離れた場所で話をするか、就業時間外にかけ直すなどしたほうがいい。
勤務時間内に業務とは関係のない自身の転職の話をして時間を使っている場合、上司も同僚も好意的に受け取らないだろう。社内での評価を自分自身で落とす行為は慎みたいところだ。
SNSで転職について発信しない
SNSを利用している人は、転職関連の話題を発信しないように注意しよう。転職活動について勤務先で隠していたとしても、SNSの発信からばれてしまっては元も子もない。
SNSは不特定多数の人が閲覧できることから、社内の人間とつながっていない場合でも、就職関連の発信をすることで知られてしまう可能性もある。
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転職エージェントは併用して活用しよう
複数利用のメリット
- 応募可能な求人が広がる
- 相性のいいアドバイザーが見つけやすい
- 様々な人の意見が聞ける
転職エージェントをビズリーチ以外にも複数利用すれば、1社だけを利用していては享受できないサービスや強みをいかしながら転職活動が可能になる。
求人数が多く併用におすすめなのは、リクルートダイレクトスカウトやマイナビエージェントなどだ。
どれぐらいの転職エージェントを利用すればいい?
納得できる転職を実現するには少なくとも2社、できれば3~4社程度のエージェントの利用をおすすめする。
実際に転職した人の多くは、平均して4社以上のエージェントを利用していたとのデータも公表されている。( 転職エージェント(人材紹介会社)を使った転職活動ガイド|リクナビNEXT)
10社ほどのエージェントを利用する人もいるが、転職活動に割ける時間などを考慮したうえで決めるといいだろう。
マイナビ エージェント |
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リクルート エージェント |
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ビズリーチをばれること無く活用しよう!
ビズリーチに登録した段階では、「名前」「生年月日」「電話番号」「メールアドレス」などの個人情報は企業やヘッドハンターに公開されない。
職務経歴書は公開されるが、個人を特定できないようにマイページから設定を行えば、ばれることなく転職活動が可能だ。
ビズリーチの特徴でもある企業やヘッドハンターからのスカウトを受けたい人は、職務経歴書だけは公開しておこう。
職務経歴書からばれるのを避けたい場合は、記載する在職中の勤務先名を「外資系IT企業」や「コンサルティングファーム」などにして、特定されないように変更したほうがいいだろう。
勤務先を公開しない場合、職務要約やスキルの記載を充実させ、どんな経歴なのかわかりやすくしておくことも重要だ。
企業やヘッドハンターからスカウトが届く状態に設定したうえで、ばれることなくビズリーチで転職活動を進めよう。
また、転職サービスは併用をおすすめする。複数のサービスを使うことで、優良な求人に出会える可能性が上がる。
転職先に業界を絞っていないのであればサポートが手厚いマイナビエージェント、ハイクラス求人を探しているのであればリクルートダイレクトスカウトが併用におすすめだ。