マネジメント本おすすめ24選
管理職の悩みは一生絶えることがありません。毎日予期しないことが起こり、上司の求める事は熾烈を極め、部下の我儘は常に意表をついてくるため、それはもう地獄です。
そんな地獄を地獄と思わないための珠玉のマネジメント本、集めました。
マネジメントを学ぶ
まずはマネジメントの基礎を学びましょう。具体的なマネジメント手法はもちろんですが、「マネジメントって結局なに?」に答えられるように、マネジメントの本質に迫れる書籍も一緒に紹介します。
人を動かす:マネジメントの聖書。歴史的ベストセラー作であり、読まない理由はありません。テクニック的な要素よりも原理原則が詰め込まれているので、ここで本質的なものを覚えてからテクニカルなマネジメントを学ぶと軸ブレしにくくなります。 | |
リクルート式 1人1000万の利益を生む人の創り方:リクルートがいかに粗利に拘っているかがよくわかる本。適切な教育をうけないと売り先行で粗利の意識が低くる。会社にどうやってお金がのこるのか、どうやってそのマインドを部下に落とすのかを理解できる。ちなみに部下が1,000万の利益を生む具体策は書いてなくて、そのためのマネジメントを学ぶための本。 | |
今いる仲間で「最強のチーム」をつくる :コンサルティング業界で超尊敬している池本克之さんの著作。ぼくはマネジメントの最重要項目として「対話」を掲げているのですが、その考え方の基本を教えてくれた本です。どんな状況においても成果を上げられる、そんな組織をどうやってつくるのかが把握できます。 | |
How Google Works :いかにしてマネジメントが機能しているかを知ることができます。職場コミュニケーションを活性化する方法、方針、ルール作り、人材育成といったどのような企業でも参考に出来る内容ばかりがまとめてあります。 | |
世界最高のチーム グーグル流「最少の人数」で「最大の成果」を生み出す方法:2012年にGoogleが発表した「プロジェクト・アリストテレス」について最も詳しく書いてある本。アリストテレスは、生産性が高いチームの共通点を発見するプロジェクトであり、心理的安全性という言葉が注目されるきっかけになった大規模実験です。 | |
行動分析学マネジメント-人と組織を変える方法論理:人のモチベーションややる気を変化させることは困難ですが、行動を変えていくことは可能です。それを精神論で解決するのではなく、行動心理学にもとづき、組織の問題解決や改善にアプローチしている良書です。 | |
こうして、チームは熱狂し始めた:個人的に超お勧めしたいのが、天才的企業サイバーエージェントから出版された当書籍です。タイトルが圧倒的に暑苦しいですが、非常に具体的なマネジメント手法が書かれています。論理的で再現性の高いチームのつくり方がリアルに描かれています。営業チームのビルディングや活性方法など、マネージャーが躓きがちなポイントが細かに書かれています。 | |
だから僕たちは、組織を変えていける:心理的安全性が重要なのは、集団的知性が生産性に関わるから。場に安心を生む秘訣、チームを強くする根源は人間関係にある、影響の輪を広げる努力しろなどテクニック以外の本質的解答も描かれている。 | |
絶対達成する部下の育て方――稼ぐチームに一気に変わる新手法「予材管理」:目標達成するための具体的なノウハウがてんこもりで、多くの本で有耶無耶にされている部分を解決してくれます。マネジメントは論理と感情と向き合うことで完成していきます。その論理部分をマスターするために役立ちます。 | |
なぜか必ず目標達成できるチームがやっている7つのこと:非常に読みやすく、どんなマネージャーでも取り組めるノウハウが7つのテーマに分かれて記述されています。管理職になりたてのピヨピヨマネージャーから、いまのチームをさらに強くしていきたい辣腕マネージャーにも目から鱗のアイデアが1つは書かれています。 | |
ダン・S・ケネディの世界一シビアな「社長力」養成講座:タイトル通りに、非常にシビアなことが書いてあり、部下に見せると嫌われる確率が高い本。著者のダンケネディはダイレクトリクルーティングの世界的権威で多くの企業を見てきただけに、説得力抜群です。全員を育てるマネジメントではなく、優秀なメンバーで生産性高めていこうぜ!っていう内容が大枠を占めるので、読み手を選ぶかもしれません。 |
リーダーシップを獲得する
部下が多くなればなるほど悩みが深くなるのがリーダーシップです。リーダーシップとは「主体性をもって周囲を治める」ことを指します。より良い未来にむけて、チームを導くための学びを得ましょう。
完訳 7つの習慣 人格主義の回復:良いリーダーになるには、良い習慣を身に着ける必要があります。習慣に気をつけれるようになれば、運命を変えてい行くことができます、ガチで。 7つの習慣を読むことによって、リーダーにたる人格がどんなものかを学んでいくことができます。 |
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採用基準:タイトルだけ見ると採用関連の本だと勘違いしそうになりますが、「リーダーシップ」「人の育て方」を広い視野で説明している本です。また、キャリアアップについても触れているので、人材育成を大きな観点で考えれるようにもなります。 | |
マネジメント基本と原則:社会現象にもなった『もしドラ』の原作です。漫画ver.も非常におすすめですが、どうせならこちらも読んでおきたい。エッセンシャル版は、重要な部分だけが凝縮されているまとめ本になっていて、とっつきやすいのでこちらから読み恥じましょう。マネジメントの具体的手法というよりも、リーダーとはかくあるべきという在り方が学べます。 | |
突き抜けたリーダーが育つしくみ :リーダーというか、経営幹部を育てるための仕組みが盛りだくさんです。全然真似できない!...真似できないんですが、視座を高くすることが大事なので読んでいただきたい。単純なハウツー本ではなく、実在の会社、人物が複数出てくるのでイメージしやすいのが他の本との違いです。サイバーさんの本てなんでこんなに勉強になるものばっかりなんでしょうか。 |
部下を成長させる
マネージャーの仕事のひとつに部下を出世させることがあります。どのようにして部下のキャリアを描くのか、どうやって正しい評価を下すのかの一助になる本をご紹介します。
世界で最も賞賛される人事: 人事関連本だけど、強い組織づくりのヒントが満載。部下の管理/評価/育成に関して体系的に書かれていて、『リーダーのつくり方』『正しい面談』『キャリアアップの加速』『人物の発掘』『後継者』『リーダーの発掘』などなど、やるべき仕事が見える化されていて、強い組織づくりに必要なポイントが理解しやすいです。 |
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若手育成の教科書:どんな組織でも有用、そしてシンプルな育成論が書かれている。自走させるために一番大事なのは『抜擢』であり、次いで「決断」である。その本質と方法論が実例を用いて細かに書かれていて肚落ちしやすい。 | |
サイバーエージェント流 成長するしかけ: 人を成長させるには仕掛や機会が重要。サイバーエージェントの人事施策と歴史を通し、具体的な成長施策が書かれている。 |
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成人発達理論による能力の成長 :能力はどのようにして開花していくかを学術的アプローチによって体系化した本。成長論がここまで言語化されている本は見たことがない。 | |
ワーク・ルールズ!―君の生き方とリーダーシップを変える:Googleの人事の仕組み(採用・評価・報酬・人材育成など)を、Googleの人事トップが解説する本。制度で部下の成長を促し、測定し、フィードバックするという一連の流れが書かれています。 |
ユーモアを身につける
マネージャーが持っておきたいスキルの1つが「ユーモア」です。ユーモアがある人は周囲を笑顔にできます。笑顔のあるチームは、潜在能力を発揮しやすく、心身ともに健康でいられる可能性が高くなります。
超一流の雑談力:ユーモアをもつということは人の魅力として非常に大切なことです。 会食や普段の会話の中で、雑談をもっとうまくしたいと思っている人にはうってつけの書籍。テクニックについてはもちろんですが、いかに相手の興味に焦点を当て、対話をもりあげるかという本質にも触れている良本です。 |
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マンガでわかる!誰とでも15分以上会話がとぎれない話し方:ユーモアのある人はお喋りのイメージがありますが、実は質問上手で聞き上手です。傾聴スキルを高くするために最もわかりやすかったのが当書。質問するまえにまず共感。相手の+か-の感情に着目して合いの手をいれるといった聞き手のコツや「まず増やすべき語彙は共感の言葉」という実践的ノウハウまで体系化されています。 | |
言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか:お笑いのプロが書くお笑いの考察、めちゃくちゃ勉強になるし面白い。「得意に集中せよ!」はマネジメントの基本ですが、笑いも一緒です。シビアに周囲を観察しつつ、自分にとっての得意を発見し、得意を磨いていく。ユーモアを考えるのであれば、自分が普段どんなところで、誰を相手に笑いをとれているのかを分析するところから始めるのが良いかもしれません。 | |
なぜ、あなたの話はつまらないのか:うたばんなどを手掛けた放送作家さんの「お笑いを科学」する本。おすすめしたユーモア本すべてに共通して書いてあるのが「共感」、これこそがお笑いの最重要キーワード...らしいです。つまり。ユーモアって自分本位では絶対的にないんです。その共感を皮切りにおもしろい話をするための構成を3つにわけて解説されていて、ウケた時・ウケなかった時の根拠まで書いてあるのでイメージしやすく脳に残ります。 |
まとめ:10代の優れた音楽家はいても、20代の優れた経営者はいない
リクルート創業者である江副さんが、マネージャーに対して贈った言葉の一つです。マネジメントは完全に経験値です。マネジメントは才能と思っているひとがいますが、それは間違い。
「マネジメントの才能は、幸いにも音楽や絵画とは違って、生まれながらのものではありません。マネジメントの才は、後天的に習得するもの。それも99%意欲と努力の産物。」。
経験値は、実は書籍から獲得することができます。本を読まない理由がありません。自分のため、部下のため、組織のため、理由はなんであればとにかく本を読み漁りましょう。
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