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つみたてNISA銘柄のおすすめ8選と組み合わせ【楽天・SBIなど徹底比較】

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つみたてNISA銘柄おすすめ
お金+プロフィール
お金プラス@投資チーム
つみたてNISAの良さをリアルでも伝え続ける伝道師。誰彼かまわず、おすすめ金融機関と商品を伝えるほど熱量が高い。

つみたてNISA(積立NISA)をつかって、将来のための資産運用を始めてみたい。しかし、つみたてNISAの商品は150種類以上もあり、どれがおすすめか分からない…。

この記事では、つみたてNISAにおすすめの銘柄や初心者におすすめな組み合わせ例を紹介していきます。
つみたてNISAにおすすめの証券会社や注意点についても解説しています。

当記事の結論

  • インデックスファンドから選ぶ
  • 信託報酬が安い銘柄が人気
  • 全世界株式かS&P500銘柄を要チェック

お金プラス投資チームが検証しました!

つみたてNISAの検証画像

目次

つみたてNISA初心者向けの銘柄の選び方

つみたてNISA選び方

銘柄選びのコツ

  1. アクティブファンド<インデックスファンド
  2. 手数料(信託報酬)の安さを重視する
  3. バランス型<株式型
  4. 分散投資を意識して投資地域を決める
  5. 過去の利回りを騰落率で確認

つみたてNISAで購入できる商品は、金融庁が定めた基準を満たした銘柄です。2022年6月時点では、183本の投資信託・ETF(上場投資信託)があります。

しかし、金融庁の基準を満たしていてもコストが高いなどの理由でおすすめしにくい銘柄があることは事実です。選び方を参考に、自分にピッタリの商品を探しましょう。

出典:金融庁『つみたてNISA対象商品届出一覧』

1.アクティブよりインデックスファンド

つみたてNISAで買える銘柄の種類
インデックス
ファンド
【初心者向け】
・投資信託の1つ
・マーケットの指標に連動する運用
・コストが低い傾向


呼称:インデックス投信、インデックス型、パッシブ型、指定インデックス投資信託

アクティブ
ファンド
・投資信託の1つ
・インデックスファンドよりも高い成績を狙う
・コストが高い傾向


呼称:アクティブ投信、アクティブ型、アクティブ運用投資信託

ETF ・投資信託の1つ
・上場企業に絞り込んだ構成
・積立NISAではメリットが少ない
・7銘柄しか選択できない

つみたてNISAでは、「投資信託」と呼ばれる銘柄約183種から商品を選びます。投資信託は、預かった資産をプロが運用する商品のことで、運用に応じた利益が出資者の利益になります。

プロが運用するため、自分で株式を購入したり、売買のタイミングを気にしなくて良いので、初めての投資にピッタリの商品です。

投資信託には大きく2つの種類があり、インデックスファンドとアクティブファンドが存在します。初心者は、インデックスファンドを選ぶことがおすすめです。

インデックスとアクティブの違い

インデックスファンドは、株式指数などの指標に連動する運用を行います。例えば日経平均株価に連動させる商品は、日経平均株価に構成されている銘柄を複数購入し、指標に連動させています。

アクティブファンドは指標を上回ることを目指し、指標よりも高い成績を目指しています。アクティブファンドの方が儲かりそう、というのは早計で、実際には指標連動のインデックスファンドが勝率が高い傾向にあります。

S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社が発表しているスコアカードでは、10年単位でインデックスとアクティブファンドを比較すると、80%以上の割合でインデックスファンドがリターンが大きいと公表されています。

2.手数料(信託報酬)の安さを重視する

手数料の種類 解説
信託報酬
(運用管理費用)
【重要】
  • 0.1~2.5%
  • 運用にかかる手数料
購入時手数料
(買付手数料)
  • 0~3.5%
  • 購入時にかかる手数料
  • ※つみたてNISAは必ず0円
信託報酬財産留保額
  • 0.1~0.3%
  • 解約にかかる手数料

投資信託を選ぶ際には、信託報酬(運用管理費用)が1%を超えるか否かに注目しましょう。つみたてNISAで投資信託を買う場合は、購入時手数料は無料(ノーロード)ですが、信託報酬は大きな差があります

長く運用するのが、つみたてNISAの基本です。信託報酬は銘柄保有中ずっとかかるコストであり、長期的な運用成績に大きく影響を与えるものなので注意しましょう。

一昔前は1%以上の信託報酬が必要な銘柄が大半でしたが、いまでは0.1~0.2%の銘柄も増えました。信託報酬が1%以上の銘柄は、コストが高いと覚えておくべきです。

3.投資対象は株式型が人気

株式型 ・株式に投資
・バランス型よりもリスク変動がある傾向
バランス型 ・世界中の幅広い資産に投資可能
・リスク変動を抑える傾向

つみたてNISAの銘柄には、企業の株式を対象とした「株式型」、株式や債券・REITなどの複数資産を対象とした「バランス型」の2種類が存在します。

一般的に、バランス型は価格変動のリスクを抑えられるのがメリットで、株式型は、リスクが高い代わりにリターンも狙いやすい傾向にあります。

インデックスファンド自体が分散投資ができている構成=リスクが低い構成なので、少しでもリターン期待値が高い株式型の方が人気を集めています。もともと債権やREITに興味があった方はバランス型の投資信託も検討してみましょう。

4.分散投資を意識して投資地域を決める

対象 傾向イメージ
全世界対象 ・全世界すべての地域が対象
・リスク分散の結果、安定しやすい
米国対象 ・GAFAなどグローバル企業に絞り込む
・過去成績ではリターンが高い
先進国株 ・中国や韓国、南アフリカ等が対象
・過去成績ではリターンが高い
新興国 ・アメリカやカナダ、スイス等が対象
・リスクが高いが短期でリターンが高い傾向
国内 ・日本国内の企業だけが対象
・リスクは低いがリターンも低い傾向

投資信託には、それぞれ投資対象とする地域が決められています。世界中に投資できる銘柄もあれば、日本限定や米国限定の銘柄も存在します。

分散投資のメリットを教授するのであれば、できるだけ広い地域に投資している銘柄がおすすめです。例えば、日本だけを対象とした銘柄に投資した場合、日本の景気が悪いと間接的に連動して銘柄もダメージを受けます。

全世界対象が分散投資効果が高い

誰にでもおすすめできる投資地域は「全世界対象」銘柄です。全世界複数の国に分散して投資することで、値下がりリスクを分散し、安定した運用を行っています。

リターンを求めやすいのは米国対象

米国の株式市場は、過去最高の数値を更新し続けています。世界経済の中心の企業GAFAなど全てが米国銘柄であり、今後とも高い成長率を見込んだ「米国対象」銘柄も人気です。

5.過去の利回りを「騰落率」で確認

つみたてNISAの利回りは、銘柄の「騰落率(とうらくりつ)」をチェックするとわかりやすいです。

騰落率とは、一定期間内にどれだけ値上がり・値下がりしたかを表す指標です。10,000円の商品が1ヶ月に11,000円に値上がりすれば10%と表示されます。

騰落率は保証ではない

騰落率はあくまで過去の数値であることに注意です。直近では世界的な株式値上がりの影響をうけ、騰落率が高くなっています。あくまでも過去のパフォーマンスであり将来の成果を示唆・保証するものではありません。

つみたてNISAおすすめ銘柄8選抜

つみたてNISAのおすすめ人気銘柄

編集部がおすすめするつみたてNISAのおすすめ銘柄は、次のとおりです。

投資信託 信託報酬
(年率・税込)
騰落率
(1年)
騰落率
(3年)
純資産総額 純資産総額
推移
(年・百万円)
投資地域 投資対象 運用会社 販売会社 備考
SBI・バンガード・
S&P500インデックス・ファンド
0.0938%程度 18.69% なし 5,877億円 +371,480 先進国
(米国)
株式 SBIアセット
マネジメント
米国の代表的な株価指数である
S&P500指数(円換算ベース)に連動する投資成果を目指す
eMAXIS Slim
全世界株式(オール・カントリー)
0.1144%以内 +10.74% +68.39% 5,561億円 +363,976 全世界 株式 三菱UFJ
国際投信
日本を含む先進国ならびに新興国の株式に投資し、
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス
(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指す
eMAXIS Slim
米国株式(S&P500)
0.0968%以内 +18.96% +89.36% 1兆2,641億 +810,355 先進国
(米国)
株式 三菱UFJ
国際投信
米国の株式に投資し、
S&P500指数(配当込み、円換算ベース)
に連動する投資成果を目指す
eMAXIS Slimバランス
(8資産均等型)
0.154%以内 +2.75% +29.48% 1,484億円 +50,972 全世界 バランス 三菱UFJ
国際投信
各投資対象資産の指数を均等比率で組み合わせた
合成ベンチマークに連動する成果をめざして運用を目指す。
各マザーファンド等を通じて、
日本を含む世界各国の株式(DR(預託証書)を含む)、
公社債および不動産投資信託証券(リート)に実質的な投資を行う
ニッセイ外国株式
インデックスファンド
0.1023%以内 +14.30% +76.18% 4,007億円 +111,992 先進国
(日本除く)
株式 ニッセイアセットマネジメント  

日本を除く主要先進国の株式に投資することにより、
MSCIコクサイ インデックス(配当込み、円換算ベース)
に連動する投資成果を目指す
SBI全世界株式
インデックス・ファンド
雪だるま(全世界株式)
0.1102%程度 +9.67% +66.38% 616億円 +37,117 全世界 株式 SBIアセット
マネジメント
全世界の株式市場の動きを捉えることを目指して、
ETXEグローバル・オールキャップ・インデックス
(円換算ベース)に連動する投資成果を目指す
楽天・全米株式
インデックス・ファンド
楽天・バンガード・ファンド(全米株式)
0.162%程度 +14.48% +84.61% 5,909億円 +310,756 先進国
(米国)
株式 楽天投信
投資顧問
米国株式市場の動きをとらえることを目指して、
CRSP USトータル・マーケット・インデックス
(円換算ベース)に連動する投資成果を目指す
eMAXIS Slim
先進国株式インデックス
0.1023%以内 +14.46% +76.45% 3,377億円 +126,657 先進国
(日本除く)
株式 三菱UFJ
国際投信
MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)
と連動する投資成果を目指す

※参照:SBI証券 積立設定件数人気ランキング(月間)
※2022年6月時点

つみたてNISAのおすすめ銘柄は、SBI証券の積立設定件数人気ランキングから抽出しています。積み立て件数が多いということは、継続して資金が流入している状態であり、長期的に安定した運用が期待できるということです。

また、人気のつみたてNISA銘柄は、ランキング外の銘柄に比べて信託報酬が低い=安いです。0.2%の信託報酬であれば相対的に安い銘柄であり、1%を超えると高い銘柄だと認識しておきましょう。

SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド

SBIバンガードS&P500インデックスファンド

信託報酬
(年率・税込)
0.0938%
投資地域 米国中心
投資対象 S&P500指数(株式)
騰落率 1年 :+18.69%
3年 :なし
純資産総額 5,877億円
純資産推移 1年 +3,714億円
販売会社

信託報酬の低さがトップクラス

SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドは、SBI証券を始め各金融期間の積立設定件数ランキングで常に上位の投資信託です。信託報酬が0.1%を下回る驚異の低コストで、人気のS&P500指数を対象としています。

純資産総額の推移も300%を超える

純資産総額は、組み込まれている株式や債券など資産の時価総額のことです。ファンドの規模を表し、SBIバンガードは運用開始してわずか1年で、300%を超えるほど大きく成長をしています。

S&P500指数に連動して騰落率も上昇

S&P500指数は、米国の経済対策を背景に指数を高め続けていて、2020年には過去最高値を記録しています。S&P500指数の連動を目指すSBIバンガードは、運用成績が当然伸び続けています。

おすすめの組み合わせ(ポートフォリオ)

商品 割合
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド 60%
eMAXIS Slim新興国株式インデックス 20%
eMAXIS Slim国内株式(TOPIX) 20%

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)

eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)

信託報酬
(年率・税込)
0.1144%
投資地域 国内、先進国、新興国
投資対象 日本を含む先進国ならびに新興国の株式
騰落率 1年 :+10.74%
3年 :+68.39%
純資産総額 5,561億円
純資産推移 1年 +3,639億円
販売会社

人気のeMAXIS Slimシリーズ

eMAXIS Slimシリーズは、運用コストの低さを売りにしたインデックスファンドであり、様々なラインナップがあります。いずれも各金融機関の積立件数ランキングで人気を誇るファンドです。

ファンドオブザイヤー2年連続1位

eMAXIS Slim全世界株式は、投信ブロガーたちが選ぶファンドランキングで2020年1位に選ばれ、2年連続首位になっています。購入手数料無料はもちろん、業界最低水準の信託報酬の安さが多くの投資家に受け入れられています。

バランスのよい投資対象と地域

全世界株式は、国内株式など比較的安定している国内銘柄とリターン期待値のある新興国株式に投資できることから、投資家の人気を集めています。米国などに集中投資するのが怖いかたには、良い選択肢だと言えます。

おすすめの組み合わせ(ポートフォリオ)

商品 割合
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) 100%

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

信託報酬
(年率・税込)
0.0968%
投資地域 米国中心
投資対象 S&P500指数(株式)
騰落率 1年 :+18.96%
3年 :+89.36%
純資産総額 1兆2,641億
純資産推移 1年 +8,103億円
販売会社

信託報酬の低さがトップクラス

eMAXIS Slim米国株式は、SBI・バンガードインデックス同様に、信託報酬が低いのが魅力です。運用コストの低さは、長期投資の強い味方であるため、つみたてNISA開始時にeMAXIS Slimシリーズは最初に検討すべき銘柄です。

継続的に運用コストの見直し

eMAXIS Slimシリーズは将来に向けて低コストを宣言しているため、今後さらに手数料が下がる可能性が高いことが他ファンドと異なります。実際に運用コスト引き下げを行ったこともあるため、今後とも期待がもてます。

SBIバンガードとeMAXIS Slim米国株式の違い

同じS&P500指標のSBIバンガードとは、同じような成績を誇っています。

SBIバンガードS&P500は「S&P500に連動する海外ETFに投資することで間接的にアメリカの株式に投資」。eMAXIS Slim米国株式S&P500は「直接アメリカの株式に投資」していますが、初心者は気にしなくても良いことかもしれません。

おすすめの組み合わせ(ポートフォリオ)

商品 割合
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) 60%
eMAXIS Slim新興国株式インデックス 20%
eMAXIS Slim国内株式(TOPIX) 20%

eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)

eMAXIS Slim国内株式バランス(8資産均等型)

信託報酬
(年率・税込)
0.154%
投資地域 国内、先進国、新興国
投資対象 バランス
騰落率 1年 :+2.75%
3年 :+29.48%
純資産総額 1,484億円
純資産推移 1年 +509億円
販売会社

8個の資産に投資するバランスファンド

eMAXIS Slimバランスは、債権やREITなど複数の資産に対して分散投資するバランス型ファンドです。人気のあるインデックスファンドのなかでは珍しく、各種資産に投資できる銘柄です。

「国内債券」「先進国債券」「新興国債券」「国内株式」「先進国株式」「新興国株式」「国内不動産投資信託(REIT/リート)」「海外不動産投資信託」の8つの資産に均等に分散投資できることから成績が安定しやすく、積み立て件数ランキングの上位常連の銘柄です。

騰落率は低い傾向にある

eMAXIS Slimバランスは、積立件数ランキングにある投資信託に比べて、騰落率は高くありません。リターンよりもリスク管理に主眼が置かれているため、保守的に資産運用を目指している方におすすめかもしれません。

おすすめの組み合わせ(ポートフォリオ)

商品 割合
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型) 40%
eMAXIS Slim先進国株式インデックス 60%

ニッセイ外国株式インデックスファンド

ニッセイ外国株式インデックスファンド

信託報酬
(年率・税込)
0.1023%
投資地域 日本除く先進国
投資対象 日本を除く主要先進国の株式
騰落率 1年 :+14.30%
3年 :+76.18%
純資産総額 4,007億円
純資産推移 1年 +1,119億円
販売会社

主要先進国への投資

ニッセイ外国株式インデックスファンドは、日本を除く主要先進国の株式に投資し、MSCIコクサイ・インデックスに連動する投資成果を目指しています。主要先進国の内訳は北米、欧州で約90%、アジア・オセアニアで約6%を占めています。

日本国以外に投資したい方向け

少子高齢化に加え、経済が低迷している日本を避けて投資したかったり、すでに日本株式に投資しているから投資信託では他地域に投資したい方には、対象が合致した銘柄だと言えます。

おすすめの組み合わせ(ポートフォリオ)

商品 割合
ニッセイ外国株式インデックスファンド 60%
eMAXIS Slim新興国株式インデックス 20%
eMAXIS Slim国内株式(TOPIX) 20%

SBI全世界株式インデックス・ファンド

SBI全世界株式インデックス・ファンド

愛称 雪だるま(全世界株式)
信託報酬
(年率・税込)
0.1102%
投資地域 日本を含む先進国ならびに新興国
投資対象 日本を含む先進国ならびに新興国の株式
騰落率 1年 :+9.67%
3年 :+66.38%
純資産総額 616億円
純資産推移 1年 +371億円
販売会社

全世界株式市場に分散投資

SBI全世界株式インデックス・ファンドは、複数のETFを組み合わせることにより、全世界の株式市場の値動きに連動する投資成果を目指しているインデックスファンドです。

150ヵ国以上にわたる先進国から新興国までの約6,000銘柄に投資できることになり、長期的に安定した運用に期待ができます。

全世界対象のなかでトップクラスの低コスト

SBI全世界株式インデックス・ファンドは、全世界の株式市場へ分散投資が可能であるうえに、運用コストが最小限に抑えられています。つみたてNISAで長期投資するのであれば、低コストであることは欠かせない条件です。

おすすめの組み合わせ(ポートフォリオ)

商品 割合
SBI全世界株式インデックス・ファンド 100%

楽天・全米株式インデックス・ファンド

楽天全米株式インデックスファンド

愛称 楽天・バンガード・ファンド(全米株式)
信託報酬
(年率・税込)
0.162%
投資地域 米国
投資対象 米国株式
騰落率 1年 :+14.48%
3年 :+84.61%
純資産総額 5,909億円
純資産推移 1年 +3,107億円
販売会社

米国株式への投資

楽天・全米株式インデックス・ファンドは、米国株式の約4,000銘柄の株価指数をベンチマークしている投資信託です。騰落率が高く、直近3年で84.61%と好成績をマークしています。

S&P500と全米株式の違い

S&P500とは、米国の代表的な株価指数のことで、GAFAを中心としたアメリカの代表的な500銘柄を時価総額で加重平均し指数化したものです。全世界でもトップレベルの企業に集中投資できることが魅力です。

一方、楽天・全米株式インデックス・ファンドは米国株式の約4,000銘柄の株価指数への連動を目指していることから、S&Pよりも若干ながら分散ができているファンドと言えます。

おすすめの組み合わせ(ポートフォリオ)

商品 割合
楽天・全米株式インデックス・ファンド 60%
eMAXIS Slim新興国株式インデックス 20%
eMAXIS Slim国内株式(TOPIX) 20%

eMAXIS Slim先進国株式インデックス

eMAXIS Slim先進国株式インデックス

信託報酬
(年率・税込)
0.1023%
投資地域 日本を除く先進国
投資対象 先進国の株式
騰落率 1年 :+14.46%
3年 :+76.45%
純資産総額 3,377億円
純資産推移 1年 +1,266億円
販売会社

先進国に特化に特化したインデックスファンド

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは、日本を除く先進国に投資できる銘柄です。新興国株式に比較すると経済が安定しているため、リスクがわずかに軽減されていることが魅力です。

人気のeMAXIS Slimシリーズ

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは、他のeMAXISシリーズと同様に長期間低コストで運用することが約束されています。先進国への投資を考えているのであれば、コスト面で有力候補だと言えます。

おすすめの組み合わせ(ポートフォリオ)

商品 割合
eMAXIS Slim先進国株式インデックス 60%
eMAXIS Slim新興国株式インデックス 20%
eMAXIS Slim国内株式(TOPIX) 20%

つみたてNISAおすすめ銘柄の組み合わせ例

おすすめ銘柄の組み合わせについて

組み合わせて意味のある投資信託

組み合わせ銘柄 購入可能な会社
eMAXIS Slim
先進国株式インデックス
eMAXIS Slim
新興国株式インデックス
eMAXIS Slim
国内株式(TOPIX)

投資信託を複数購入したい!という場合は、できるだけ投資対象がかぶらない銘柄をもつことで意義が増します。

手数料が激安のeMAXIS Slimには様々な種類があり、初心者でも見分けやすい名称がついています。各金融機関で、シリーズの多くが積立ランキング上位にはいっていることも踏まえ、複数本持つ意味がある銘柄だと言えます。

全世界株式と米国株式で分散投資になる?

結論、大きく成果は変わらないです。全世界株式の投資信託は、それ1本で米国も含んだ分散投資になっています。実際のパフォーマンスや構成銘柄を検証することでわかりやすくなるため、S&P500とMSCIコクサイで比較してみます。

米国株式対象として有名なS&P500は、ニューヨーク証券取引所(NYSE)、NYSE MKT、NASDAQに上場している主要産業を中心に505銘柄で構成され、米国市場の時価総額の約80%をカバーしています。

MSCIコクサイは、全世界投資の指標で使われるMSCI社が提供するグローバル株式指数で、ほぼ米国銘柄です。同じような構成なので、基本的に値動きも似るため、全世界と米国対象どちらも持つことは分散投資としての効力は低いです。

全世界株式と先進国株式のWインデックス投資もおすすめできない

全世界対象のおすすめ銘柄 購入可能な会社
eMAXIS Slim全世界株式
(オール・カントリー)
SBI全世界株式
インデックス・ファンド

※雪だるま(全世界株式)
楽天・全世界株式
インデックス・ファンド

※楽天・バンガード・ファンド
(全世界株式)

※VTは先進国・新興国の大型・中型・小型株8000銘柄、VTIはアメリカの3600銘柄以上を投資対象。VTを保有すれば全世界に、VTIを保有すれば全米に投資するのと同様の意味合い

全世界株式と先進国株式についても、買付対象が同じような構成になるため、両方の投資信託をもつことの分散投資効果は薄いです。全世界株式も先進国株式も、上位銘柄が米国になっているからです。

初心者はより分散投資効果をもつ全世界対象の投資信託、わずかでも利益を追うのであれば世界経済の頂点である米国対象の投資信託を購入するといった選択ができます。

つみたてNISAにおすすめの証券会社9選

つみたてNISAおすすめの金融機関

金融機関の比較表

証券会社 URL 取扱商品 最低積立額 積立頻度 特徴

楽天証券

楽天証券

公式

181本 100円 毎日/毎月 ・SBIに次ぐ取扱商品数
・ポイント投資が可能
・楽天カード決済でポイント付与

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SBI証券

公式

183本 100円 毎日/毎週/毎月 ・口座数、顧客満足度、取扱い商品数No.1
・専用アプリも使いやすい
・2021年6月30日にVポイント付与開始

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マネックス証券

公式

152本 100円 毎日/毎月 ・マネックスポイントが貯まる
・スマホアプリ対応

1da794cb4651404d08019b6cc37fd551

SMBC日興証券

公式

158本 1,000円 毎月 ・dポイントが貯まる
・スマホ用Webサイト対応

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auカブコム証券

公式

171本 100円 毎月 ・Pontaポイントが使える
・現物株式の手数料が割引(NISA割)

松井証券

松井証券

公式

173本 100円 毎日/毎週/毎月 ・ロボアドバイザーを無料で利用可能
・スマホアプリ対応

大和証券

大和証券

公式

22本 100円 毎月 ・ETF取引に対応
・動画解説やセミナーも充実

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野村證券

公式

7本 1,000円 毎月 ・一定基準を満たした厳選7ファンド
・信託報酬0円のファンドあり

※2022年6月時点

楽天ポイント利用者は楽天証券がおすすめ

楽天証券

取扱商品 181本
最低積立額 100円
積立頻度 毎日/毎月

楽天証券は、SBI証券のつみたてNISAに次いで、商品数と口座数が業界最多水準の人気証券会社です。商品数は181本(2022年6月時点)、口座数は200万口座を超えています。

楽天ポイントを使った積み立ても可能で、月に500円以上のポイント投資をすると、楽天市場での買い物時にポイントが+1倍されます。

楽天カードでクレジットカードすれば、決済額100円につき1ポイント付与されるのも魅力です。つみたてNISAの上限額である年間40万円まで楽天カード決済すれば、年間4,000ポイントが貯まります。普段から楽天ポイントを使う方は、楽天証券がお得です。

楽天証券のつみたてNISAおすすめ銘柄ランキング

順位 ファンド名 対象
1位

1位

eMAXISSlim米国株式(S&P500) 株式
2位

2位

eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー) 株式
3位

3位

楽天・全米株式インデックスファンド 株式
4位 eMAXISSlim先進国株式インデックス 株式
5位 eMAXISSlim全世界株式(除く日本) 株式
6位 楽天・全世界株式インデックス・ファンド 株式
7位 楽天・レバレッジNASDAQ100 株式
8位 iFreeレバレッジ NASDAQ100 株式
9位 ニッセイ外国株式インデックスファンド 株式
10位 キャピタル世界株式ファンド 株式

楽天証券に掲載されている設定積立件数のランキングです。つみたてNISAで購入できる銘柄は、SBIと楽天証券で大きな違いはないため、基本的にランキングが近い傾向にあります。

楽天証券では「SBI・バンガード・S&P500」を購入できないことがSBI証券との大きな違いです。ちなみに楽天・全米株式や楽天・全世界株式はSBI証券でも購入可能です。

初心者はSBI証券がおすすめ

SBI証券総合口座のつみたてNISAの実績

取扱商品 183本
最低積立額 100円
積立頻度 毎日/毎週/毎月

SBI証券は、つみたてNISAの取扱商品数が業界最多の185本(2023年3月時点)で、口座数(NISA合算)が250万口座を超えている人気証券会社です。顧客満足度も高く、死角がない会社なので初心者から投資ベテランまでおすすめの金融機関だと言えます。

つみたてNISAを始める場合、様々な情報をあつめて商品を選ぶことになりますが、SBI証券であれば、ほぼすべてのおすすめ投資信託を購入することができます。

また、Tポイントを利用した「ポイント投資」も特徴で、現金を使わずTポイントで投資ができます。また、保有額に対して年率0.1%相当のポイント付与もあるため、SBI証券のつみたてNISAはTポイント利用者にもおすすめです。

三井住友クレジットカードで最大5%ポイント貯まる

SBI証券は、楽天証券と比較してポイントが少ししか付与されないことがデメリットでした。しかし、2021年6月30日に「三井住友カード つみたて投資」が開始されました。

通常、クレジットカードでの積立額の0.5%しかポイントは貯まりませんが、つみたて投資ポイントアッププランのカードなら、最大5%のVポイントが貯まります。

つみたてNISA枠33,333円全てがポイント対象

月々最大5万円までポイント付与対象になり、つみたてNISAもポイント付与対象なので、上限33,333円/月すべてをポイント対象にできます

楽天の常時付与率に比べれば若干見劣りしますが、ネット証券No.1のSBIでポイントが貯まるようになったのは大きな変化です。

SBI証券のつみたてNISAおすすめ銘柄ランキング

順位 ファンド名 対象
1位

1位

SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド 株式
2位

2位

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) 株式
3位

3位

eMAXIS Slim米国株式(S&P500) 株式
4位 SBI・V・全米株式インデックスファンド 株式
5位 SBI・全世界株式インデックスファンド 株式
6位 SBI・V・全世界株式インデックスファンド 株式
7位 eMAXIS Slim先進国株式インデックス 株式
8位 eMAXIS Slim全世界株式(除く日本) 株式
9位 eMAXIS Slimバランス(8資産均等型) バランス
10位 eMAXIS Slim先進国債券インデックス 国債

SBI公式サイトに掲載されている設定積立件数のランキングです。楽天証券で購入できない「SBI・バンガード・S&P500」が、SBI証券で1位を獲得しています。

つみたてNISAで失敗しない方法と注意点

つみたてNISAの運用で失敗しにくくする方法と注意点について解説します。

長期的に考える

つみたてNISAで投資をする際は、長期的な視点での運用を考えることが大切です。

投資には元本割れするリスクがあり、つみたてNISAも例外ではありません。

しかし、元本割れのリスクは短期的な視点で見た場合に限ります。データを見ると、10~20年といった長期的な目線で見た場合は元本割れしていません。

直近のデータを見て元本割れしているからといって売ってしまうと損する危険性があります。急いで動こうとせず、長い目で見ることを意識しましょう。

ドルコスト平均法を意識する

ドルコスト平均法とは、価格が変動する投資商品を、一定額で一定期間購入し続ける投資手法のことです。

定額での購入を続けると、投資コストが高くなるときは買える量が少なく、安くなるときは買える量が多くなります。

積立期間が長くなるほど購入価格が平均化されるため、リスクに強い投資ができるようになることから、つみたてNISAには適した手法といえるでしょう。

ネット証券を利用する

ネット証券は取り扱い銘柄が多いだけでなく、投資額も少ない金額から始められます。

売買手数料が無料で取引できるところもあるため、コストを抑えた投資ができるのもメリットです。

つみたてNISAのよくある質問

確定申告の必要はある?

つみたてNISA(一般NISA)は、確定申告の必要はありません。

積立から20年後はどうなる?

つみたてNISAの運用から20年経つと、以降の運用は通常の投資信託同様に約20%課税されます。売却して現金化することもできますし、その後一から再度NISAを始めることも可能です。

どれくらいの期間運用すれば良いの?

つみたてNISA銘柄をいつ売れば良いかは、人の状況それぞれです。つみたてNISAの特徴は、最長20年間は税金がかからないことにあるため、メリットを最大化するのであれば20年間運用するほうが良いです。

つみたてNISAって儲かるの?

つみたてNISAで購入できる投信信託は、必ず儲かるものではありません。市場環境などによって変動し、利益が得られることもあれば、運用がうまくいかず投資した額を下回って損することもあります。

まとまったお金がないとできない?

いいえ、SBI証券や楽天証券では毎月1,000円からつみたてNISAの運用が行えます。

投資って手間がかかる?

手間がかからないのがつみたてNISAの魅力の1つです。投資信託を購入するつみたてNISAは、極端な値動きが少なく、さらに自動積立設定もできるので、限りなく手間がかかりません。

インデックス投資の平均利回りってどれくらい?

インデックスの平均利回りは、主要インデックスのリターンが毎月更新されているmyindexによると約5%です。利回り5%はプロの世界でも充分な運用成績です。

つみたてNISAで元本割れした人はどれくらい?

つみたてNISAで儲けたか損したかは、個別ファンドごとに異なるので断言はできません。しかし2021年9月に日経経済新聞が調査した結果、つみたてNISA対象投信、すべてが含み益になっていることがわかりました。

運用成績は「海外株・全世界株」が上位で、首位は「楽天・全米株式インデックス・ファンド(全米株式)です。一時的に相場が下がっても、積み立て投資を継続することが資産づくりに繋がることがよくわかる結果になっています!

参照:つみたてNISA対象投信すべてが含み益に

調査概要
対象:2018年1月末時点でのつみたてNISA採用ファンド 期間:2018年1月~2021年6月までの42カ月で毎月月末の基準価格で買い続け21年7月末時点で評価 投資額:毎月3万3333円※つみたてNISAの月限度額

シミュレーションしたいのですが…

金融庁のホームページや、各証券会社の公式サイトから、シミュレーションが可能です。つみたてNISAの運用前に、積立額や積立期間から試算してみましょう。

▶金融庁のシミュレーションはこちら
▶SBI証券のシミュレーションはこちら
▶楽天証券のシミュレーションはこちら

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