シニアマンションとは?老人ホームとの違いをわかりやすく解説
シニアマンションを簡単に説明すると、部屋の所有権がある老人ホームのようなものです。
マンションは高齢者に配慮した設計となっていて、バリアフリーが標準です。
マンションの設備として、トレーニングジムや大浴場、食堂などの共有施設があるところもあります。
分譲タイプがほとんですが、分譲で買った人が賃貸として貸し出してる場合もあるので、普通にマンションを借りる感覚で使うこともできます。
マンションによっては健康相談員が常駐し、安否確認や掃除、洗濯、買い物代行をやってくれるところもあります。
なかなかに便利そうなシニアマンションですが、老人ホームとどっちがいいのか悩みますよね。
今回はそこに焦点をあててみたいと思います。
不動産屋「家AGENT」所属
営業課長
不動産屋の経験は5年以上。契約業務と営業に従事し、賃貸業務の幅広い専門知識がある。管理職になる前は年間の接客件数が300~350件と経験豊富。部屋探しから契約までの幅広い知識に的確にアドバイスできるのが強み。
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目次
シニアマンションとは?老人ホームとの違いをわかりやすく解説
シニアマンションと老人ホームの違い
シニアマンション | 有料老人ホーム | |
---|---|---|
概要 | 高齢者向けの分譲・賃貸住宅 | 高齢者向けの居住施設 |
契約形態 | 分譲もしくは賃貸借契約 | 利用権契約 |
主なサービス | 安否確認、生活相談
ほかはマンションによってかなり異なる |
入浴・排泄・食事の介護、食事の提供、洗濯・清掃など |
居室面積 | 25㎡くらい以上 | とくに決まりはなし |
職員配置 | 大体の場合9時~17時までは職員が常駐 | 施設ごとに異なる |
介護保険サービス | 有料でさまざまなサービスを受けることができる | 特定施設入居者生活介護という介護保険サービスを利用することができる場合もある |
資産価値 | 分譲を購入した場合はある | 資産価値はない |
入居条件 | 自立していること | 施設によっては要介護でもOK |
施設によって違いはありますが、だいたいこんな感じになります。
※有料老人ホームは、介護付き(一般型)、介護付き(外部サービス利用型)、住宅型、健康型とありますので、それによっても変わってきます。
シニアマンションは、クリニックや介護業者がテナントで入っていることもあり、自立しているお年寄りの方が快適に過ごせるようになっています。
とはいうものの、施設が充実していればしているほど購入価格も高くなり、物件によっては数千万円から数億円というものも…。
シニアマンションのメリット
メリットまとめ
- 高齢者同士の仲間が作りやすい
- 自分の部屋なので、居住権がある
- 分譲の場合は資産となる
- 物件によっては設備がかなり充実している
シニアマンションのデメリット
デメリットまとめ
- 分譲の場合、初期費用(購入費用が高い)
- マンションの管理費や修繕積立金が高い
- 重度の介護が必要な場合は住めない
- 認知症の方は住めないことが多い
- 資産売却するときに市場が小さいこともありなかなか高値で売れない可能性がある
シニアマンションの入居基準
基本的には自立した人のみとなります。
ただし、軽度の介護くらいでしたら大丈夫なことも。
収入や資産がどれくらいあるかはかなりシビアにチェックされます。
物件によっては身元引き受け人がいないとダメというところもありますので、詳細は施設ごとにことなってきます。
シニアマンションで提供されるサービス・施設一例
サービス・施設一例 |
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これらが全部揃っている物件はかなり少ないと思いますが、物件ごとにそれぞれ特色をもっていますので、どんな施設・サービスがあるのかはしっかりと確認しましょう。
シニアマンションの部屋について
一人暮らし用でも25㎡から50㎡くらいはあり、キッチンやお風呂、収納などがそろっています。
さらに夫婦や親子で住む方のために、さらに大きな2DK以上の物件もあります。
バリアフリーな構造はもちろん、家族が泊まりにきたときにつかえるゲストルームのある物件も多いです。
物件によってはペット可のところもありますので、そういった点では老人ホームよりも自由度は高く設定されています。
シニアマンションの入居に関する難易度
なんといっても価格が高めなので、ある程度の富裕層がターゲットになっています。
賃貸物件も割とあるので、分譲が難しい方でも賃貸契約をしてシニアマンションに住むという手もあります。
シニアマンションに入居する際に必要な書類
シニアマンションに入居する際に必要なものは、入居申込書、住民票、健康診断書、所得証明書などがあります。
さらに入居まえに面談があることもありますので、通常の分譲マンションを購入するのよりもちょっと手間がかかります。
シニアマンションを購入すると、初期費用で数千万円、月額費用でも数十万円はかかってくるので、かなり生活に余裕がある方でないとなかなか難しいのが現状です。
とはいうものの購入できれば快適な生活を送ることができますので、内見をしてみるのはいいかもしれません。
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