内見は時間帯で見るべきポイントが違う!チェックリスト付きで徹底解説!
内見に行くおすすめな時間帯を徹底解説します!時間帯ごとの特徴や、内見に持って行くと便利な持ち物を紹介します。
内見の際に確認しておきたいチェックポイントもまとめました。ぜひ参考にしてください。
不動産屋「家AGENT」所属
営業課長
不動産屋の経験は5年以上。契約業務と営業に従事し、賃貸業務の幅広い専門知識がある。管理職になる前は年間の接客件数が300~350件と経験豊富。部屋探しから契約までの幅広い知識に的確にアドバイスできるのが強み。
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目次
普段お部屋にいる時間帯に内見するべき
物件の内見に行くのは普段お部屋にいる時間帯がおすすめです。家にいる時間帯の様子を確認できるからです。日当たりや周辺環境も確認できると理想的です。
希望の日時で内見するためには、不動産屋に内見予約する必要があります。土日と祝日は混み合うので、できれば平日の内見がおすすめです。
不動産屋は、営業時間内なら何時でも対応してくれます。一般的に10時~18時の間で受付している不動産屋が多いです。夜などの営業時間外に内見したい場合は、相談する他ありません。
内見は鍵の手配が必要なので、いきなりお店に行っても対応できないことが多いです。内見したい時間帯に関わらず、予約の連絡は早めにしておくべきです。
内見の時間帯によって見え方が異なる
内見の時間帯によって、確認できる内容が違います。朝、昼、夜それぞれの特徴を解説するので、内見に行く時間を決める参考にしてください。
朝(9時~12時)
日当たりの良さを重視する人は、朝9~12時の時間帯での内見がおすすめです。周辺の建物などが原因で日が差し込まないこともあるので、実際に見たほうが良いです。
特に東向き・南向きのお部屋はメリットが日当たりの良さなので、午前中に内見して確かめるべきです。お部屋がどのくらい明るくなるのか、洗濯物は乾きやすそうかをチェックできます。
また、午前中はゴミ捨て場の様子をチェックするのもおすすめです。収集日ではないゴミが放置されていないかなど、ゴミ捨てルールが守られているか確認しましょう。
昼(13時~17時)
昼は家にいる人が少ないので、共有スペースの確認におすすめの時間帯です。綺麗な状態であれば住人のモラルが高く、管理が行き届いていると判断できます。
共有スペースは以下の8つを確認できると良いです。ポストの不要な広告を捨てる場所があるか、宅配ボックスの有無など見落としがちな場所もあるので、忘れずに確認しましょう。
・ポスト
・宅配ボックス
・廊下
・エレベーター
・ゴミ捨て場
・駐輪場
・駐車場
15時頃は、西向きのお部屋の内見におすすめの時間帯です。西日のまぶしさやお部屋の湿気など、快適に暮らせそうかチェックしてみてください。
夕方にかけて帰宅してくる人が増えるので、人通りも確認しておきましょう。通学路の騒がしさやお部屋の音の響き方も確認しやすいです。
夜(18時~)
18時頃は帰宅してくる人がさらに増えるので、両隣、上下階の生活音や、どんな人が住んでいるのかを確認しやすいです。壁に耳を当てたりして、お部屋に響かないか確かめましょう。
不動産屋が18時以降は対応できない可能性があるので、早めに相談しましょう。また、電気が通っていないお部屋に備えて、懐中電灯は持って行くべきです。
駐輪場に停まる自転車の数も増えるので、乱雑に停められていないか、スペースはあるかなども確認しておきましょう。
曜日や時間を変えて数回内見できると安心
時間帯の他にも、曜日を変えて内見できるとより安心できます。曜日によって雰囲気が大きく変わる物件もあるからです。
例えば「近くに工場があり、平日の日中は騒がしく土日は静か」な立地の物件は、平日に家にいる生活スタイルだと大変です。うるさい時間帯に内見して、耐えられるか確認すべきです。
同じ物件でも、平日は夜まで仕事で家にいない人には向いています。工場がうるさい時間帯には、ほとんど家にいないからです。
曜日によって見え方が異なる可能性もあるので、曜日を変えて2回は内見するのがおすすめです。
周辺環境も見に行けると理想的
物件だけでなく、周辺環境も忘れずに確認しておきましょう。時間帯によって治安や街の印象が変わるので、できれば明るい時間帯と暗い時間帯を見ておけると理想的です。
周辺に学校があったり建築工事が続いている場所は、昼間でも騒がしい可能性があります。
夜は、街灯や人通りの多さ、酔っぱらいやガラの悪い人がたむろしていないかチェックしておきましょう。交番が近くにあるかも確認しておいたほうが良いです。
大きな道路沿いの物件は交通量もチェックしておきましょう。朝と夜で交通量が違うので、自分が家にいる時間帯の騒音レベルを確認しておくと安心です。
内見するときに役立つ便利グッズ
内見に持って行くと便利なグッズを、以下にまとめたので紹介します。
・スマホのバッテリー
・懐中電灯(夜内見のみ)
・メジャー(3m以上)
・間取り図
・筆記用具
・スリッパ
スマホがあればメモや懐中電灯が無くてもほとんど対応できますが、充電が切れないように気を付けましょう。スマホのバッテリーも持って行くと安心です。
メジャー、間取り図、筆記用具は、お部屋の寸法を測る際に便利です。申し込んだ後は内見用の鍵が撤去されてお部屋に入れなくなるので、採寸は内見時に完了させておきましょう。
スリッパは不動産屋が持っていることが多いですが、念のため持っていきましょう。お部屋によっては清掃前で足が汚れます。
内見に行った日に決めないといけない?
内見してみてお部屋が気に入らなかったら、申し込みや契約をする必要はありません。しかし、賃貸は早い者勝ちなので、申し込みをするまでお部屋の確保はできません。
内見後に「検討します」という形で解散はできますが、他の人にお部屋をとられる可能性はあります。申し込みに必要な書類は、内見予約の際に不動産屋に確認しておきましょう。
確認漏れを防ぐ内見時チェックリスト
内見時に押さえておきたいチェックポイントを、以下でリストにまとめました。内見は1回で終われるともっともスムーズです。確認漏れが無いように、ぜひ参考にしてください。
防音性 | 隣や上の階からの生活音はどうか?外からの騒音はないか? | |
---|---|---|
防犯性 | 鍵は2重にかけられるか?ディンプルキーやオートロックは採用されているか? | |
日当たり | 日当たりは十分か?湿気や通気性はどうか? | |
収納スペース | 持っていきたい物が収納できるか? | |
お部屋の広さ | 置きたい家具が置けるか?生活導線は確保できるか? | |
お部屋の窓 | 異臭や排気ガスは大丈夫か?隣の建物との距離はどうか?サイズは? | |
お風呂・トイレ | 水圧は適切か?カビは生えていないか?トイレの換気扇があるか?ガスの種類は? | |
洗濯機置場 | 持ち込み予定の洗濯機が置けるか? | |
電波 | スマホの電波は入るか?インターネットの接続はできるか? | |
コンセント | 使いやすい位置にあるか?数は足りるか? | |
ドア | 家具が入れられるサイズか?建て付けは大丈夫か? | |
エントランス | ポストに鍵はかかるか?綺麗に管理されているか? | |
ゴミ捨て場 | ゴミが放置されていないか?異臭やカラスなどは大丈夫か? | |
駐輪場 | キレイに整列されているか?屋根はあるか? |
他に譲れないポイントがある人は、内見に行く前に不動産屋に必ず伝えましょう。
希望や予算をしっかり伝えておくと、不動産屋はネックになる部分まで考えて、内見の際に別のお部屋も提案してくれます。
時間帯に関わらず内見はするべき
特別な事情が無ければ、内見は必ずするべきです。間取り図や写真、ネットの情報だけでは確認できないことがたくさんあります。
写真や動画に映らない部分もありますし、湿気や建物周辺の臭い、騒音などは実際に行ってみないとわかりません。駅からの徒歩距離も、実際に歩いて確かめたほうが良いです。
当サイトが2020年4~12月に実施したアンケート結果では、お部屋を決めるまでに内見した件数は1~2件が「54%」ともっとも多く、3~4件が「28%」でした。
所要時間は1ヶ所につき10~20分程度なので、お部屋を決めるまでに2~3件は内見して比較したほうが良いです。
オンライン内見という手もある
内見に行く時間がどうしても作れない人は「オンライン内見」できないか相談してみましょう。
オンライン内見とは、自分の代わりに不動産屋のスタッフが単独で内見に行ってくれるサービスです。テレビ電話や専用のツールを使って、リアルタイムで物件を見られます。
「お部屋のコンセントを確認してほしい」などの要望を伝えれば、不動産屋のスタッフが映して見せてくれます。実際に見に行くのと近い形で、お部屋を確認できます。
オンライン内見はお部屋によって対応していないこともあるので、希望のある人は早めに相談してみてください。
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