単身赴任の生活費はいくらかかる?リアルな実例と節約方法を公開!
「単身赴任した時って生活費はいくらかかるの?」という疑問に答えます。
今回は「総務省統計局 2020年家計調査報告」と「厚生労働省 2020年の就労条件総合調査」を元に、毎月かかる生活費の目安や、実際に単身赴任した人の実例を紹介していきます。
実践すべき節約方法も紹介するので、費用面で不安がある人はぜひ参考にしてください。
不動産屋「家AGENT」所属
営業課長
不動産屋の経験は5年以上。契約業務と営業に従事し、賃貸業務の幅広い専門知識がある。管理職になる前は年間の接客件数が300~350件と経験豊富。部屋探しから契約までの幅広い知識に的確にアドバイスできるのが強み。
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単身赴任の家賃を含む生活費は約10万円
単身赴任の平均的な生活費は、家賃を含めて約10万円です。なお、単身赴任先が都心の場合は平均よりも費用がかかります。家賃や物価が地方よりも高いからです。
単身世帯の生活費平均 | 約150,000円 |
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単身赴任手当の平均 | 約47,000円 |
単身赴任の生活費平均 | 約103,000円 |
上記データは「単身世帯の生活費-単身赴任手当=単身赴任の生活費目安」で計算しています。
ただし、会社によっては単身赴任手当が出ないケースがあります。その場合は生活費の約15万円を全額自己負担する必要があります。
単身赴任は二重生活になるため、手当がないと生活が非常に厳しいです。
単身赴任を打診されたら、費用の負担割合がどのようになっているのか必ず確認してください。
家賃補助の平均は約17000円
厚生労働省の調査によると、家賃補助の平均は17000円です。
「会社が全額負担」「70~80%は会社負担で残りは自己負担」など、会社によって対応や金額が変わります。
就業規則に書いてあるので、単身赴任前に必ず確認しておきましょう。
単身赴任の生活費内訳
単身赴任したときの生活費の内訳を、都心の場合、地方の場合、手当が出ない場合の3パターンに分けて紹介します。自分の単身赴任先の状況に近いものを参考にしてください。
都心に単身赴任した場合の生活費例
都心に単身赴任しているAさんの生活費は約17万円です。ただ、単身赴任手当と家賃補助が出るので、実際の生活費は約10万円です。
地方と比べると都心は家賃や物価が高いので、生活費が跳ね上がりやすいです。
生活費合計 | 168,000円 |
---|---|
家賃 | 70,000円 |
食費 | 40,000円 |
水道光熱費 | 10,000円 |
スマホ代 | 8,000円 |
ネット代 | 5,000円 |
日用品購入費 | 5,000円 |
娯楽費・交際費 | 30,000円 |
Aさんは、平均的な単身赴任手当と家賃補助が支給されています。金額は以下の通りです。
手当合計 | 65,000円 |
---|---|
単身赴任手当 | 45,000円 |
家賃補助 | 20,000円 |
単身赴任手当や家賃補助はあるので問題なく生活できていますが、節約を意識しないと生活が厳しくなります。
地方に単身赴任した場合の生活費例
地方に単身赴任しているBさんの生活費は約13万円です。単身赴任手当と家賃補助が出るので、実際の生活費は約9万円です。
都心と比べるとは地方は家賃や物価が安いです。
生活費合計 | 131,000円 |
---|---|
家賃 | 40,000円 |
食費 | 35,000円 |
水道光熱費 | 10,000円 |
スマホ代 | 8,000円 |
ネット代 | 5,000円 |
日用品購入費 | 3,000円 |
娯楽費・交際費 | 30,000円 |
Bさんは、平均よりも安い手当が出ています。手当ては、会社のルールや単身赴任先のエリアによって変わるからです。
手当合計 | 40,000円 |
---|---|
単身赴任手当 | 30,000円 |
家賃補助 | 10,000円 |
都心と比べるとは地方は家賃や物価が安いので、会社から手当が出れば生活費を10万円以内に抑えられます。
地方で手当が出ない場合の生活費例
地方に単身赴任しているCさんの生活費は約11万円です。単身赴任手当や家賃補助が一切出ない場合は、全額自己負担です。
生活費合計 | 111,000円 |
---|---|
家賃 | 40,000円 |
食費 | 30,000円 |
水道光熱費 | 10,000円 |
スマホ代 | 8,000円 |
ネット代 | 5,000円 |
日用品購入費 | 3,000円 |
娯楽費・交際費 | 15,000円 |
会社が単身赴任手当を出さなくても法律上は違法にならないため、稀に一切手当が出ないケースもあります。
手当が出ない場合は、かなり節約を意識しないと生活は厳しいです。
単身赴任の人におすすめの節約方法
単身赴任の人におすすめの節約方法を5つ紹介します。以下の節約方法を実践すれば、二重生活でも生活費にゆとりが生まれます。
・割引になっているお弁当を買う
・格安SIMに変更する
・帰省は早期予約しておく
・家具家電付きのお部屋にする
外食は我慢して自炊する
外食は我慢して自炊を心がけましょう。
例えば1袋30円のうどんと、10個200円の卵を使って「釜玉うどん」を作れば1食あたり100円以下に抑えられます。
外食すると安いお店でも1食300~500円かかるので、1日あたり900円以上かかってしまいます。
飲み会は1回あたり3000~5000円かかります。会社の経費で落とせるときだけにしましょう。
割引になっているお弁当を買う
自炊が難しい人は、閉店間際のスーパーや弁当屋で割引になっている商品を狙いましょう。
値段によっては、自炊するよりも安く栄養バランスの良い食事が摂れます。
また、チャーハンやパスタなどの冷凍食品もおすすめです。1食あたり300円以下で収まる上、冷凍なので日持ちします。安売りしているときに買い溜めしておくと良いです。
格安SIMに変更する
ドコモやauなどの大手キャリアではなく、格安SIMのスマホにしましょう。
大手キャリアの平均的な料金は約8300円、格安SIMは約4400円と約2倍の差があります。年間で考えると約46800円も節約できます。
ただし、1人だと家族割が適用されないので、家族全員で乗り換えるのがおすすめです。
帰省は早期予約しておく
帰省するときは早期予約しておきましょう。例えば新幹線は乗車日の21日前までに予約しておくと、料金が2300~5600円ほど安くなります。
もっと安い料金で帰省するなら高速バスがおすすめです。例えば新宿から名古屋の夜行バスなら3000円前後から利用できます。
新幹線の半額以下の料金で帰れるので、節約したい人は是非検討してみてください。
ちなみに、会社によっては月に1~2回の帰省手当が支給されます。手当が出るかどうか確認しておくのがおすすめです。
家具家電付きのお部屋にする
単身赴任の期間が2年以下の場合は、家具家電付きのお部屋がおすすめです。
自分で家具家電を揃えるとなると10万円以上必要ですが、家具家電付きのお部屋ならその分の費用が浮きます。
揃える手間や、単身赴任後の処分に困ることもないのでラクです。
ただし、2年以上単身赴任する場合は割高になるので注意してください。
単身赴任の引越し費用は会社が負担してくれるケースが多い
単身赴任に伴う引越し費用は会社が負担してくれるケースが多いです。以下で主に会社負担になる費用をまとめたので参考にしてください。
賃貸契約の初期費用 | 家賃4.5~5ヶ月分 |
---|---|
引越し費用 | 約40,000~70,000円 |
引越し費用は、家から単身赴任先までの運搬料金、トラックのチャーター費用、引越しスタッフの人権費のみ会社負担です。
荷造り代行サービスなどの、引越し業者のオプションを利用する場合は自己負担になる可能性が高いので注意しましょう。
会社負担になる金額に関しては、就業規則や転勤取扱規定などに記載されているので確認しておいてください。
不用品処分と家具家電は自己負担になる
引越しに伴う粗大ゴミ回収の費用や、家具家電を購入する費用は自己負担です。
粗大ゴミ回収費用は自治体や利用する業者によって変わります。自治体に依頼する場合は1つあたり400~1000円のところが多いです。
家具家電は、必要最低限のものに絞ると10万円ほど必要です。以下で、必要なものと費用の相場を紹介するので参考にしてください。
参考価格 | |
---|---|
冷蔵庫 | 約20,000~50,000円 |
洗濯機 | 約20,000~40,000円 |
電子レンジ | 約10,000円 |
ベッド | 約50,000円 |
テーブル | 約5,000円 |
借りるお部屋によっては家具家電が格安でレンタルできるオプションがある場合があります。
自分で揃えるのが面倒な人は、不動産屋のスタッフに相談してみてください。
単身赴任に必要なもの
単身赴任で当日から必要なものを紹介します。買い物するときの参考にしてください。以下のアイテム以外は、後から買い足していけば問題ありません。
・カーテン
・衣類
・タオル
・シャンプーなどのソープ類
・歯磨きセット
・ハンガー
・洗濯機
・冷蔵庫
・電子レンジ
・テーブル
・トイレットペーパー
・衣類用洗剤
その他に、髭剃りやドライヤーなど自分が毎日使うものがある人は忘れずに持っていきましょう。
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