賃貸の入居審査で落ちる割合はどのくらい?落ちる人の特徴や通るコツを大公開!

賃貸の入居審査で落ちる割合はどのくらい?落ちる人の特徴や通るコツを大公開!

入居審査で落ちる割合はどのくらい?
どんな人が審査に落ちるの?対策ってある?

進学や就職・転職などを機に引越す人は多いです。気に入った物件が見つかれば、それだけでテンションが上がるものです。

しかし、理想の物件に入居するためには審査に通過する必要があります。審査に落ちると、また部屋探しをしなくてはいけないので面倒です。

そこで当記事では、賃貸の入居審査で落ちる割合や落ちる人の特徴を徹底解説します!入居審査に通るコツや落ちたときの対処方法もあるので、ぜひ参考にしてください。

監修 舟木 啓太
宅地建物取引士
行政書士試験合格者

不動産屋の経験は5年以上。累計2000件を超える契約業務に携わった実績がある。単身・カップル・ファミリーなど幅広い世帯の部屋探しを専門知識でサポート。宅建士の資格を活かして、審査から入居開始後の不安まで解消できるのが強み。


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入居審査に落ちる割合は1割ほど

入居審査に落ちる理由の大半が「収入問題」

入居審査に落ちる割合は明確な統計がありませんが、10人に1人ほどと言われています。

落ちる理由の大半が「収入に対して家賃が高い」「収入が少なく不安定」など、お金の問題です。

国土交通省が公表する「賃貸住宅管理業務に関する調査」でも、家賃滞納の問題が1番多いです。賃貸物件は、大家さんにとってのリスクがあると貸してもらえません。

収入が多くても、短期間で転職を繰り返している人も要注意です。いつ、収入が途絶えて家賃を滞納するかわからないと判断されるからです。

 

落ちる理由は明確に教えてもらえない

入居審査に落ちる理由は明確に教えてもらえません。不動産屋に聞いても「通らなかったです」「たぶん収入で引っかかったのかと」など、曖昧です。

無用なトラブルを避けるため、全国の不動産屋で統一されています。落ちた後に補足しても、審査結果が覆ることはありません。

このあと、入居審査に落ちる割合が高い人の特徴を解説するので、1つでも当てはまる人は事前に対策をしておきましょう。

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入居審査に落ちる割合が高い人の特徴

  1. 収入が少ない・不安定
  2. 過去5年以内に借金歴や滞納歴がある
  3. 無理な費用交渉をした
  4. 申込書の空白が多い・殴り書きで汚い
  5. 本人確認などの連絡がつかない
  6. 見た目が不衛生
  7. 来店時の言動が高圧的
  8. 引越しの理由がはっきりしていない
  9. ネット上に犯罪歴がある

 

①収入が少ない・不安定

収入が少ない人や、時期によって波があり不安定な人、短期間で転職を繰り返す人は、入居審査に落ちる可能性が高いです。

お金が足りずに家賃滞納する恐れが最もあるからです。家賃は大家さんの収入源です。滞納されると大家さんが生活できなくなります。

そのため、入居審査では「継続的に家賃を払えるか」どうかを1番確認します。

②過去5年以内に借金歴や滞納歴がある

過去5年以内に借金歴や滞納歴がある人は、俗にいう「ブラックリスト」に当てはまります。

収入面と同様に、お金にだらしない人と認識されるので高確率で審査に落ちます。

借金をしている人でも、返済のめどが立っている人は通る場合があります。返済計画を不動産屋に伝えておきましょう。

③無理な費用交渉をした

交渉金額が大きかった、断られても何度もしつこく粘ったという人は要注意です。お金がない人と認識されます。

また、大家さんの心象が悪くなるので、貸したくないと言われてしまいます。

④申込書の空白が多い・殴り書きで汚い

申込書の空白が多い・殴り書きで文字が汚い人も、大家さんの心象が悪くなります。

とくに空白が多い人は、なにか言えない事情があるのではと怪しがられます。

⑤本人確認などの連絡がつかない

審査中の本人確認や連帯保証人の確認などの電話に、2日以上折り返しがない場合は落ちます。

入居後にトラブルが起きたときに連絡がつかない、家賃滞納したまま逃げられる可能性があると認識されるからです。

知らない番号の電話に出たくない人は、事前に不動産屋に伝えておいてください。あらかじめ、かかってくるであろう番号を教えてくれます。

⑥見た目が不衛生

見た目が不衛生な人は、室内を汚す可能性が高いと認識されるので落ちやすいです。

不動産屋来店時と内見の際だけでも、ある程度身だしなみを整えてください。

また、派手は人も落ちやすいです。服装に悩む人は、オフィスカジュアルを意識すると良いです。

⑦来店時の言動が高圧的

不動産屋来店時の言動が高圧的な人は、近隣住民とトラブルになる懸念があります。クレームのように文句を言う人も同様です。

審査の際は、受け答えができていれば問題ないと判断されます。逆に、細かい部分まで聞く神経質な人のほうが落ちやすいです。

⑧引越しの理由がはっきりしていない

引越しの理由がはっきりしていない人も、怪しいと疑われます。

言いにくい事情であったとしても、不動産屋にはストレートに伝えておいた方が良いです。

⑨ネット上に犯罪歴がある

ネット上で指名を検索した際に、犯罪歴などのネガティブ情報がある人も審査に不利です。

同姓同名で別の人の場合は、事情を不動産屋に伝えておきましょう。本名でSNSをしている人も、内容を見られる可能性があるので要注意です。

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入居審査に通るか不安なら不動産屋に相談しておくと良い

審査が緩い部屋に絞ってくれる

事前に審査が不安な旨を不動産屋に伝えておくと、審査が緩い部屋に絞って紹介してくれます。

管理会社独自の審査項目があるところや、大家さんの癖を知っていて対策できるような物件です。

営業経験が長いスタッフだと、経験に基づいて審査が緩い物件を紹介してくれます。通過する可能性が高くなるので、ベテランのスタッフに担当してもらうのも手です。

審査に通るようにアドバイスをくれる

属性別の追加書類や、預金通帳で審査してくれる可能性があること、書類の書き方などのアドバイスを貰えることがあります。

事情は人それぞれで言いづらいかもしれませんが、きちんと不動産屋に伝えておいた方が入居審査が通りやすくなります。

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そもそも入居審査とは?

部屋を貸しても大丈夫か判断するためのもの

入居審査とは、大家さんが部屋を貸しても大丈夫な人かを判断するためのものです。

賃貸物件に関する法律は、大家さんより入居者を守るものが多いです。

入居後に「家賃滞納」「騒音やゴミ出しのトラブル」など、問題を起こさないか確認しておかないと大家さんが損をすることになります。

「収入・人柄・連帯保証人」を確認

入居審査では主に「収入・人柄・連帯保証人」を確認します。

収入面は、直近3ヶ月の給料・勤務先や勤続年数を見ます。人柄は、不動産屋来店時の印象がそのまま大家さんに伝わります。

連帯保証人は、万が一家賃を払えなかったときの保険です。いない人は、保証会社に加入すれば物件を借りられます。

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入居審査に落ちる割合を減らす5つのコツ

  1. 家賃が安い部屋を選ぶ
  2. 連帯保証人を立てる
  3. 残高審査してもらう
  4. 定期的な副収入を示す
  5. 物腰の柔らかい対応をする

 

①家賃が安い部屋を選ぶ

一般的な審査基準は「家賃の36倍以上の年収」です。しかし、ギリギリだと審査に通りにくいので、出来る限り安い部屋を選ぶべきです。

家賃相場が低いエリアで、駅徒歩・築年数などは限界まで妥協してください。BT別やオートロックなどのこだわり条件は2~3まで絞ると良いです。

自分の収入に対しての家賃目安がわからない人は「手取りの3分の1」まで抑えましょう。審査基準を下回るので通りやすくなります。

②連帯保証人を立てる

収入のある親族を連帯保証人に立てられる人は、入居審査に通りやすくなります。

契約者が家賃を滞納した場合、代わりに請求できるからです。大家さんにとってのリスクが軽減されます。

③残高審査してもらう

家賃2年分の預金がある人は、残高審査をしてもらうと良いです。入居中に無理なく家賃を支払えると判断してもらえます。

ただし、残高審査は物件によって対応してない場合があります。事前に「審査が不安なので残高審査できる物件が良い」と伝えておきましょう。

④定期的な副収入を示す

主な収入では基準に足りない場合は、家賃補助や副業収入を示せると審査に有利です。仕送りなどでも審査に効果的なので、定期的な副収入がある人は不動産屋に伝えてください。

引越し費用が勤め先から出るときも、伝えておいたほうが良いです。自分の収入だけで基準を満たしていれば、特に伝えなくても大丈夫です。

⑤物腰の柔らかい対応をする

不動産屋のスタッフに対して、審査時の確認電話では物腰の柔らかい対応を意識してください。

人柄が良いと判断されれば、この人になら部屋を貸しても良いと認識してもらえます。

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保証会社を使う場合は「独立系」に絞るべき

独立系保証会社は信用情報を見られない

保証会社を使う場合は「独立系」に絞ってください。独立系保証会社は、個人の信用情報を確認できないので滞納歴などが影響しません。

会社独自の審査項目なので、収入面が安定していて人柄が良いと判断させれば通ります。

学生や新卒でも審査に通過しやすい

学生や新卒など、収入がない人でも審査に通りやすい傾向にあります。フリーターやシングルマザー、夜職など審査に不利な属性の人でもチャレンジしてみる価値はあります。

信販系やLICC系と言われる保証会社は、信用情報の確認があったり、他の不動産屋での家賃滞納歴を調べるので注意してください。

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入居審査に落ちた場合の4つの対処方法

  1. 予備の保証会社で再審査してもらう
  2. 別の審査が緩い部屋を紹介してもらう
  3. 親に代理契約をしてもらう
  4. シェアハウスに入居する

①予備の保証会社で再審査してもらう

1部屋に対して、2つほど保証会社を準備している大家さんが多いです。

A社の審査に落ちた場合は、予備のB社で再審査させてもらえないか確認してください。

大半の予備の保証会社は独立系です。収入面が安定していれば、通る確率が高いです。 

②別の審査が緩い部屋を紹介してもらう

予備の保証会社がない、予備も落ちてしまったという人は、別の審査が緩い部屋を探し直してください。

同じような条件の部屋でも、選びなおせば審査に通ることは多いです。

③親に代理契約をしてもらう

収入がある親がいるのであれば、代理契約してもらったほうが確実に入居審査に通ります。

賃貸の代理契約とは、住んでいる人と別の人が契約を結ぶことです。審査対象も代理人となるので、実際に住む人の収入などは影響しません。

一般的には3親等以内と言われていますが、2親等以内でないと通りにくいです。

④シェアハウスに入居する

シェアハウスは保証会社の利用がないうえ、個人の信用情報を確認しません。初期費用と家賃を支払える人であれば、大半が入居できます。

なかでも、初期費用が一律3万円の「クロスハウス」がおすすめです。入居後に、同運営の別の物件に無料できるサービスもあります。


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