
「地方銀行カードローンはどこがおすすめ?」
「地方銀行カードローンは審査が甘いって本当?」
地方銀行カードローンは、消費者金融よりも上限金利の低さが魅力的なカードローンです。ただ、審査が甘いところや全国対応している地方銀行カードローンがあれば利用したいですよね。
この記事では、地方銀行カードローンおすすめ10選を解説していきます。
また、審査が激甘な地方銀行の詳細や選び方、他のカードローンとの比較なども紹介しています。地方銀行カードローンの利用を考えている人は、ぜひ参考にしてください。

- カネなび@編集部
- 転職活動中に生活費がなくなり、消費者金融を利用。現在は毎月の返済に奮闘中。経験から各社の融資のスピードや金利の高さ、手数料などに詳しい。
目次
地方銀行カードローンおすすめ10選【2025年】
地方銀行 | 借入可能エリア | 金利 | 借入限度額 | 勤務先への 在籍確認 | 審査時間 |
---|---|---|---|---|---|
![]() | 東京都、神奈川県、埼玉県 千葉県※一部地域を除く | 年2.00~14.95% | 10~1,000万円 | あり | 最短3~5営業日 |
![]() | 千葉県、東京都、埼玉県 茨城県、神奈川県 | 年1.40∼14.80% | 10~800万円 | 記載なし | 記載なし |
![]() | 神奈川県、東京都、 群馬県 ※一部地域を除く | 年1.50∼14.60% | 10~1,000万円 | なし | 最短即日 |
![]() | 茨城県、宮城県、福島県 栃木県、千葉県、埼玉県 東京都 | 年1.50∼14.80% | 1~800万円 | なし | 記載なし |
![]() | 群馬県、栃木県、埼玉県 東京都、長野県、神奈川県 茨城県、千葉県 | 年1.50∼14.50% | 1~1,000万円 | 記載なし | 記載なし |
![]() | 北海道 | 年1.90∼14.70% | 10~1,000万円 | なし | 記載なし |
![]() | 岩手県、青森県、秋田県 宮城県、東京都 | 年1.80∼14.60% | 10~1,000万円 | あり | 記載なし |
![]() | 京都府、大阪府、滋賀県 兵庫県、奈良県、愛知県 | 年1.90∼14.50% | 10~1,000万円 | あり | 最短即日 |
![]() | 広島県、岡山県、山口県 東京都 | 年4.50∼14.50% | 10~500万円 | なし | 記載なし |
![]() | 福岡県、佐賀県、長崎県 熊本県、大分県、宮崎県 鹿児島県、山口県 | 年1.90∼14.50% | 10~1,000万円 | あり | 最短即日 |
きらぼし銀行カードローン
借入可能エリア | 東京都、神奈川県、埼玉県、 千葉県※一部地域を除く |
---|---|
金利(実質年利) | 年2.00~14.95% |
借入限度額 | 10~1,000万円 |
勤務先への在籍確認 | あり |
審査時間 | 最短3~5営業日 |
融資時間 | 記載なし |
預金口座の事前開設 | 必要 |
Web完結可能 | ◯ |
保証会社 | アイフル株式会社 |
公式サイト | きらぼし銀行カードローン |
きらぼし銀行カードローンは、首都圏近郊に居住、勤務している人が使いやすいカードローンです。申し込みから契約までWebで完結し、パートやアルバイトでも申し込みできます。
上限金利が14.95%と低めに設定されているので、少額の借り入れでも利息の負担が少ないのも魅力です。コンビニATMで借り入れと返済が可能なので、深夜や休日でも必要な時にすぐ利用できます。
ただ、審査結果が出るまでに最短でも3~5営業日程度かかります。即日融資が必要な人より、いざというときに備えておきたい人におすすめです。
千葉銀行カードローン
借入可能エリア | 千葉県、東京都、埼玉県、 茨城県、神奈川県 |
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金利(実質年利) | 年1.4∼14.8% |
借入限度額 | 10~800万円 |
勤務先への在籍確認 | 記載なし |
審査時間 | 記載なし |
融資時間 | 記載なし |
預金口座の事前開設 | 必要 |
Web完結可能 | ◯ |
保証会社 | エム・ユー信用保証株式会社 |
公式サイト | 千葉銀行カードローン |
千葉銀行カードローンは、なるべく早く借り入れしたい人におすすめのカードローンです。インターネットバンキング「ちばぎんマイアクセス」や「ちばぎんアプリ」を通じて、契約と同時に借り入れができます。
ローンカードが届くまで待つ必要がないので、他行より早く融資が受けられます。契約までに千葉銀行の口座が必要ですが、Webで済ませられるので来店不要で最短即日に開設可能です。
パートやアルバイト、派遣もカードローンの申し込みができます。審査基準が厳しい傾向があるので、事前に公式サイトでクイック診断を受けておくと安心です。
横浜銀行カードローン
借入可能エリア | 神奈川県、東京都、 群馬県(前橋市、高崎市、桐生市) |
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金利(実質年利) | 年1.5∼14.6% |
借入限度額 | 10~1,000万円 |
勤務先への在籍確認 | なし |
審査時間 | 最短即日 |
融資時間 | 最短即日 |
預金口座の事前開設 | 必要 |
Web完結可能 | ◯ |
保証会社 | SMBCコンシューマーファイナンス株式会社 |
公式サイト | 横浜銀行カードローン |
横浜銀行カードローンは、職場先への在籍確認を避けたい人におすすめのカードローンです。健康保険証や給与明細書などの書類の提出で、電話連絡を回避できます。
パートやアルバイト、専業主婦、年金受注者も申し込めるのも特徴です。100万円以上を借りる際の年利が11.8%と言われており、まとまった資金を少ない利息で借りたいときにも適しています。
神奈川県や東京都など、対象エリアにお住まい・お勤めの人は、ぜひ第一候補として検討してみてください。
常陽銀行カードローン
借入可能エリア | 茨城県、宮城県、福島県、 栃木県、千葉県、埼玉県、東京都 |
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金利(実質年利) | 年1.5∼14.8% |
借入限度額 | 1~800万円 |
勤務先への在籍確認 | なし |
審査時間 | 記載なし |
融資時間 | 最短即日 |
預金口座の事前開設 | 不要 |
Web完結可能 | ◯ |
保証会社 | アコム株式会社 |
公式サイト | 常陽銀行カードローン |
常陽銀行カードローンは、緊急で借り入れをしたい人におすすめのカードローンです。預金口座の開設が不要なので、他行よりも早く融資を受けられます。
申込みから契約までをオンラインで完結できる利便性も特徴です。勤務先への電話連絡も原則として行わない方針を明記しており、心理的負担も少なく済みます。
100万円以上の借り入れの年利も12%と低く、提携コンビニATM手数料も無料とコストの面でも優れています。借り入れまでのスピード、利便性、コストいずれの面でも優れているカードローンです。
群馬銀行カードローン
借入可能エリア | 群馬県、栃木県、埼玉県、 茨城県、千葉県、東京都、 神奈川県、長野県 |
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金利(実質年利) | 年1.5∼14.5% |
借入限度額 | 1~1,000万円 |
勤務先への在籍確認 | 記載なし |
審査時間 | 記載なし |
融資時間 | 記載なし |
預金口座の事前開設 | 必要 |
Web完結可能 | ◯ |
保証会社 | アコム株式会社 |
公式サイト | 群馬銀行カードローン |
群馬銀行カードローンは、申込み対象者が幅広いのが特徴です。契約時年齢の上限が75歳未満と高く設定されています。さらに、専業主婦や年金受給者でも条件を満たせば利用できます。
上限金利が年14.5%と他行よりも低いため、100万円以下の少額借入を検討している人におすすめです。
なお、ローンを申し込むには口座の事前開設が必要です。ローンカードが郵送で届くまでに数週間かかる場合もあるので、余裕を持って申込みをしましょう。
北洋銀行カードローン
借入可能エリア | 北海道 |
---|---|
金利(実質年利) | 年1.9∼14.7% |
借入限度額 | 10~1,000万円 |
勤務先への在籍確認 | なし |
審査時間 | 記載なし |
融資時間 | 最短翌営業日 |
預金口座の事前開設 | 不要 |
Web完結可能 | ◯ |
保証会社 | SMBCコンシューマーファイナンス株式会社 |
公式サイト | 北洋銀行カードローン |
北洋銀行カードローンは、なるべく早く借り入れしたい人におすすめのカードローンです。北洋銀行の口座を開設せずに、カードローンを契約できます。
また、周囲に知られることなくカードローンを申し込めるのもメリットです。北洋銀行カードローンでは、電話で勤務先の在籍確認を実施していません。
ローンを申し込めるのは北海道内に居住か、勤務している人が対象です。スピーディーかつプライバシーに配慮したカードローンを求めているなら、ぜひ検討してみてください。
岩手銀行カードローン
借入可能エリア | 岩手県、青森県、秋田県、 宮城県、東京都 |
---|---|
金利(実質年利) | 年1.8∼14.6% |
借入限度額 | 10~1,000万円 |
勤務先への在籍確認 | あり |
審査時間 | 記載なし |
融資時間 | 最短1週間程度 |
預金口座の事前開設 | 必要 |
Web完結可能 | 〇 |
保証会社 | アコム株式会社 |
公式サイト | 岩手銀行カードローン |
岩手銀行カードローンは、申込み対象が幅広いのが特徴のカードローンです。パート・アルバイト、専業主婦、年金受給者も申し込み対象に含まれます。
口座を保有していればWebで手続きを完結できる手軽さも魅力です。岩手銀行だけでなくコンビニATMやいわぎんアプリなどで借り入れができるため、利便性も十分です。
なお、新規の申込みには事前の口座開設が必要です。実際の借入も1週間はかかるので、余裕をもって申し込むのがおすすめです。
京都銀行カードローン
借入可能エリア | 京都府、大阪府、滋賀県、 兵庫県、奈良県、愛知県 |
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金利(実質年利) | 年1.9∼14.5% |
借入限度額 | 10~1,000万円 |
勤務先への在籍確認 | あり |
審査時間 | 最短即日 |
融資時間 | 記載なし |
預金口座の事前開設 | 必要 |
Web完結可能 | ◯ |
保証会社 | SMBCコンシューマーファイナンス株式会社 |
公式サイト | 京都銀行カードローン |
京都銀行カードローンは、毎月の返済負担を少なくしたい人におすすめです。上限金利が年14.5%なので、他行を利用するより利息が抑えられます。
また、カード管理の手間を省きたい人にもおすすめです。既存のキャッシュカードにローン機能を付加する形式を採用しているので、新しくローン専用カードが発行されません。
口座保有者であれば、Webのみで契約までを完結できます。京都や大阪などの関西圏にお住まいで、利息を抑えたカードローンを探しているならぜひ検討してみてください。
もみじ銀行カードローン
借入可能エリア | 広島県、岡山県、山口県、 東京都 |
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金利(実質年利) | 年4.5∼14.5% |
借入限度額 | 10~500万円 |
勤務先への在籍確認 | なし |
審査時間 | 記載なし |
融資時間 | 記載なし |
預金口座の事前開設 | 必要 |
Web完結可能 | ◯ |
保証会社 | アイフル株式会社 |
公式サイト | もみじ銀行カードローン |
もみじ銀行カードローンは、周囲に借り入れを隠したい人におすすめのカードローンです。勤務先への電話確認が原則なしと明記されており、プライバシーに配慮されています。
上限金利が14.5%と低いのも魅力的です。100万円以下の少額借入の場合、他行のカードローンを利用するより利息をおさえて利用できます。
ただ、地域密着型の地方銀行なので、申し込みできるのはもみじ銀行の営業エリア内に限られます。広島や岡山にお住まいで、周囲に知られず利息を抑えたカードローンをお探しならぜひ検討してみてください。
福岡銀行カードローン
借入可能エリア | 福岡県、佐賀県、長崎県、 熊本県、大分県、宮崎県、 鹿児島県、山口県 |
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金利(実質年利) | 年1.9∼14.5% |
借入限度額 | 10~1,000万円 |
勤務先への在籍確認 | あり |
審査時間 | 最短即日 |
融資時間 | 最短当日 ※ふくぎん口座保有者 |
預金口座の事前開設 | 不要 |
Web完結可能 | ◯ |
保証会社 | ふくぎん保証株式会社 またはSMBCコンシューマーファイナンス株式会社 |
公式サイト | 福岡銀行カードローン |
福岡銀行カードローンは、ふくぎん口座を開設済みの人におすすめのカードローンです。審査、融資がどちらも最短即日で済むので、緊急で現金が必要になった際に便利です。
上限金利が年14.5%と抑えてあるので、毎月の返済負担を軽くできるのも魅力です。コンビニATMで借り入れできるので、時間や場所を気にする必要もありません。
福岡銀行に口座を持っている、もしくはこれから口座を持つ予定の人はぜひ福岡銀行カードローンの利用を検討してみてください。
審査が激甘の地方銀行のカードローンはない!
前提として「審査が甘い・ゆるい」「審査なしで貸付可能」で利用できる地方銀行カードローンはありません。全国銀行協会で誇大広告を禁止しているためです。
もし「審査は激甘」「誰でも審査に通る」などの誇大広告を出しているカードローンを見つけても絶対に利用しないでください。違法な悪質業者の可能性が高いです。
地方銀行のカードローンは厳重に審査される
地方銀行ではカードローンの審査を厳重におこなっています。金融庁や全国銀行協会から、過剰な借り入れとならないように申込者の収入状況や返済能力を正確に把握するように指導されているためです。
また、地方銀行カードローンは融資を年収の1/3までに制限する「総量規制」の対象外です。総量規制の対象の消費者金融より多く融資できますが、審査を厳しくしないと返済が滞る可能性も上がります。
地方銀行でも過剰な貸付とならないよう利用者の審査を厳しくおこない、年収の1/3~1/2ほどの融資までに抑えています。
- 総量規制とは
- 貸金業者による過剰貸付を規制することと、多重債務の返済に苦しむ人たちの救済を目的に定められた法律です。改正された貸金業法によって2010年6月に完全施行されました。消費者金融は年収の1/3を超える融資ができないように規制されています。
審査は銀行と保証会社の二重でチェックされる
地方銀行カードローンの審査が厳しい理由として、銀行と保証会社の二重でチェックしていることがあげられます。銀行は個人向けの少額融資のノウハウが少ないため、経験豊富な消費者金融に審査を依頼しています。
地方銀行カードローンではアコムやアイフルといった大手消費者金融が保証会社のケースが多いです。よって、消費者金融のカードローン審査に落ちた人が、地方銀行で申込しても融資を受けられる可能性は低いです。
加えて、過去に利用した消費者金融で延滞や債務整理をした人も、地方銀行カードローンの審査に通るの難しいでしょう。
地方銀行のカードローンの審査に落ちる原因
- 申込ができないエリアに居住、勤務
- 収入が不安定
- 借入希望額が多すぎる
- 申込時に虚偽申告をした
- 信用情報に傷がついている
- 複数のローンに同時申込をした
- 他社からすでに借入をしている
地方銀行のカードローンの審査に落ちる原因をまとめました。特に利用を考えている地方銀行の営業エリアに「在住」「勤務」していないと申し込みができません。
「収入が不安定」「借入希望額が多すぎる」という人もカードローンの審査に落ちてしまいます。保証会社が「返済能力がない」と判断するためです。
加えて、申込時に虚偽申告するのも審査に落ちる原因です。審査に通りたいがために嘘をついても絶対にバレます。虚偽申告は信用情報に記録されるので他行の審査にも影響が出ます。絶対にやめましょう。
地方銀行カードローンの選び方
地方銀行カードローンを選ぶ際は4つのポイントを確認しましょう。申込条件や金利、融資までの日数などに違いがあるので自分の目的に合っていないと、カードローンの契約が無駄になってしまいます。
利用を考えている地方銀行カードローンを申し込む前にしっかり確認してください。
申し込みの対象地域か確認する
最も重要なのが自宅の住所や勤務地がカードローンの申し込みの対象地域なのか確認することです。基本的にカードローンを申し込めるのは、地方銀行の店舗がある営業エリアの場合がほとんどです。
例として、営業エリアが首都圏の「きらぼし銀行」に大阪在住の人が申し込みをしても審査の対象にすらなりません。自分が在住している地域の地方銀行カードローンを申し込むのが最も無難です。
なお、全国対応している地方銀行カードローンはほとんどありません。対象地域はカードローンの「申込条件」「確認事項」「よくある質問」などに記載されているので、確認しておきましょう。
早く借入するなら口座開設不要のカードローンを選ぶ
早く借入するなら口座開設不要のカードローンを選びましょう。カードローンの審査・契約のみで続きが完了するので時間を短縮できます。また、すでに地方銀行の口座を持っている人もスピーディーに契約できます。
この記事で紹介している「常陽銀行」は口座開設不要の地方銀行カードローンです。最短で契約日に即日融資が可能で、振込先は利用している口座を登録できます。
地方銀行カードローンは、申し込みから融資までに1週間ほどかかることもあります。急いでお金が必要な人は口座開設不要の地方銀行を選びましょう。
カードローンの上限金利を確認する
地方銀行のカードローンを選ぶ際には、上限金利を確認しましょう。上限金利が低い地方銀行のカードローンを利用すれば、毎月の返済負担を減らせます。地方銀行では上限金利が14~15%ほどのケースが多いです。
自分に設定される金利は申込内容によって決まるので、申し込み前には確認できません。ただ、上限金利以上の数値は適用されないので、できるだけ低いカードローンを選ぶのが良いでしょう。
ちなみに消費者金融系のカードローンでは上限金利が18%ほどの設定が多いです。地方銀行と比較すると3%程度ですが、支払いの利息は数万円も違ってきます。少しでも返済負担を減らしたいなら地方銀行のカードローンを利用しましょう。
在籍確認や自宅への郵送物を確認する
勤務先や家族に地方銀行のカードローンの利用を知られたくない人は、在籍確認や自宅への郵送物があるのか確認しましょう。カードローンの審査で職場に電話をかけて、勤務先に相違がないのか確認するケースがあるためです。
また、自宅への郵送物がなければ、カードローンの明細書や返済用のカードなどが届かないので家族にバレる心配は不要です。
この記事で紹介している「北洋銀行」は自宅や職場への連絡を原則していません。さらに「北洋銀行アプリ」を利用すればアプリから返済と明細確認が可能です。自宅に郵送物が届かないので、プライバシーを重視したい人におすすめです。
地方銀行カードローンとは?
地方銀行カードローンとは、地方銀行が個人向けに融資をする商品のことを指します。消費者金融よりも上限金利を低く設定をしているケースが多く、保証人が不要なのも魅力です。
ただ、利用できるのが地方銀行の営業エリア内と限定されており、審査や融資までの時間がかかりがちというデメリットもあります。
地方銀行のカードローンとフリーローンの違いは?
きらぼし銀行 カードローン | きらぼし銀行 フリーローン | |
---|---|---|
借入金の使い道 | 自由 | 自由 |
借入回数 | 何回でも可能 | 1回 |
金利 | 年2.00~14.95% | 年3.00~14.20% |
審査 | 1回 最短3~5営業日 | 1回 最短3~5営業日 |
返済期間 | なし | 6ヶ月~10年以内 |
カードの発行 | あり | なし |
地方銀行ではカードローンの他にフリーローンという商品も提供しています。きらぼし銀行を例に2つのローンの詳細をまとめました。もっとも大きな違いは、フリーローンだと1回しか借入ができず返済期間も決まっている点です。
ただ、フリーローンはカードローンよりも上限金利を低く設定しているので毎月の返済負担を減らせます。1回のみの借入で返済期間も決まっているので、お金の管理がしやすいのもメリットです。
カードローンは契約が完了すれば何回でも借入が可能なので、急にお金が必要になった時に便利な商品です。なお、借りた分だけ返済期間も伸びるので、毎月の返済負担が大きいのがデメリットと言えます。
地方銀行カードローンのメリット
- 消費者金融のカードローンより金利が低い
- 地方銀行の口座があれば手続きがスムーズ
消費者金融や信販系のカードローンより金利が低い
地方銀行カードローンは、消費者金融や信販系のカードローンより金利が低いのがメリットです。金利が低いほど長期間の借入でも支払う利息を抑えられます。
50万円を借入して2年間で返済する場合、京都銀行の上限金利14.5%だと利息は約8万円です。消費者金融のアコムの上限金利18.0%だと利息は約10万円なので、2万円も多く支払いが増えます。
金利の差は3.5%と小さく見えますが、利息の金額だと数万円も変わります。少しでも、返済負担を減らしたいなら地方銀行のカードローンがおすすめです。
地方銀行の口座があれば手続きがスムーズに終わる
カードローンを申し込む際に、地方銀行の口座があれば手続きがスムーズに終わります。口座開設の手続きが不要なので、カードローンの申し込みと審査が終われば契約が完了です。
また、給料の振込先や公共料金の引き落とし先を地方銀行の口座に設定している人は、取引履歴が多いので信用性が高いと認識してくれる可能性があります。
普段から地方銀行を利用している人は、同行のカードローンを利用するのがおすすめです。
地方銀行カードローンのデメリット
- 申し込みできる地域が限定されている
- 審査や融資まで時間がかかる
- 申込時に口座開設が必要な場合がある
- 無利息期間や特典がない場合がほとんど
- 対応エリア外に引っ越すと一括請求をされる
申し込みできる地域が限定されている
地方銀行カードローンは、申し込みできる地域が限定されているのがデメリットです。金利が低いという理由で利用しようとしても、申し込み可能なエリアに居住・勤務していなければ審査に通りません。
都市銀行やネット銀行、消費者金融のカードローンは全国対応しているのがほとんどです。地方銀行のカードローンをどうしても使いたいなら、地元に支店を構えている地方銀行を選びましょう。
なお、千葉銀行は東京都、埼玉県、茨城県、神奈川県も営業エリアなので、千葉県民以外の人でも申し込み可能です。地元にどの地方銀行の支店があるのか調べてみるのが良いでしょう。
審査や融資まで時間がかかる
地方銀行カードローンは審査や融資までに時間がかかるケースが多いです。大手消費者金融では即日融資に対応している会社がありますが、地方銀行は1~2週間ほどかかるケースがあります。
時間がかかるのは地方銀行と保証会社の2社で審査をおこなっているためです。三菱UFJ銀行や三井住友銀行といった都市銀行のカードローンも同様に、保証会社の審査があるので時間がかかります。
どうしても急いでお金が必要なら地方銀行ではなく、即日融資可能な消費者金融のカードローンを利用しましょう。
申込時に口座開設が必要な場合がある
地方銀行のカードローンは、申込時に同行の口座開設が必要な場合が多いです。口座開設はWebから開設ができますが、場合によっては来店や印鑑の用意が必要なので時間も手間もかかります。
一方で、消費者金融のカードローンはいつも使っている銀行口座にお金を振り込んでくれるので、新しい口座を作る手間を省けます。
なお「常陽銀行」や「北洋銀行」は口座がなくても申し込みできますが、レアなケースです。地方銀行のカードローンを利用するなら、お金に余裕があるうちに口座が必要なのか調べておきましょう。
無利息期間や特典がない場合がほとんど
地方銀行カードローンは無利息期間や特典のキャンペーンがない場合がほとんどです。一方で、消費者金融のカードローンでは初回の借入日から一定期間利息がかからない特典を利用できる場合があります。
もし「30日間無利息」の消費者金融なら、10万円を借入しても期間内に返済できれば利息は0円です。計画的に利用すれば、地方銀行のカードローンより返済負担を減らせます。
自分が借入したい金額や返済できる予定日などを先に確認して、地方銀行と消費者金融を上手く使い分けるのが良いでしょう。
対応エリア外に引っ越すと一括請求をされる
地方銀行カードローンを利用していて、対応エリア外に引っ越すと一括請求をされるケースがあります。なお、銀行へ住所変更の連絡をすれば、一括請求をされることはありません。
地方銀行に限らず、ネット銀行や都市銀行のカードローンも同様です。住所や連絡先の変更、結婚で氏名が変わった場合は銀行に連絡をしないと、一括請求や利用を停止させられる可能性があります。
カードローンを利用する際は、利用先へ連絡を忘れないようにしましょう。
地方銀行カードローンと他のカードローンを比較
各カードローン | 借入可能エリア | 金利 | 即日融資 | 借入の上限額 |
---|---|---|---|---|
地方銀行 | 各銀行の営業エリア | 年1.5~15.0% | 不可 ※一部銀行で可能 | 年収の1/3まで ※一部銀行で1/3以上の借入可能 |
都市銀行 | 全国 | 年1.5~15.0% | 不可 ※一部銀行で可能 | 年収の1/3まで ※一部銀行で1/3以上の借入可能 |
ネット銀行 | 全国 | 年1.5~15.0% | 不可 ※一部銀行で可能 | 年収の1/3まで ※一部銀行で1/3以上の借入可能 |
大手消費者金融 | 全国 | 年3.0~18.0% | 可能 | 年収の1/3まで |
地方銀行カードローンと他のカードローンの特徴をまとめました。比較してみると、地方銀行は借入可能エリアが限定的ですが、他のカードローンだと全国で利用可能です。
また、銀行系のカードローンは即日融資に対応していない場合が多いので、直ぐに借入をしたい人には向いていません。ただ、即日融資可能な消費者金融よりも銀行系カードローンは、金利の上限が低いです。
毎月の返済負担を抑えたい人は「地方銀行」、早急にお金が必要な人は「消費者金融」と使い分けるのが良いでしょう。カードローンは利用する前に、自分の目的にあった会社があるのか確認することが重要です。
地方銀行カードローンに関するよくある質問
全国に対応している地方銀行カードローンはある?
全国に対応している地方銀行カードローンはありますが少数です。全国に対応している地方銀行ならWeb上で全ての手続きを終わらせられます。
申込の前に、住んでいる地域や勤務先が対応エリアに含まれているのか確認しましょう。
地方銀行カードローンは総量規制以上の金額を借りられる?
地方銀行カードローンは総量規制の対象外なので、年収の1/3以上の金額を借りられる可能性があります。
しかし、借り入れできる金額は、自身の返済能力や信用情報を元に最大融資額が決まります。過剰な貸付を防ぐために年収の1/3~1/2までに規制している場合が多いです。
地方銀行カードローンは専業主婦でも利用できる?
専業主婦でも利用できる地方銀行カードローンはあります。申し込み条件に「配偶者貸付可能」の記載があれば、専業主婦でも地方銀行カードローンで借入が可能です。
専業主婦で収入がなくても、配偶者の収入も合わせて審査をしてくれます。
審査が甘い地方銀行カードローンはある?
審査が甘い地方銀行カードローンはありません。金融庁や全国銀行協会から、過剰な借り入れとならないように収入状況や返済能力を正確に把握するように指導されているためです。
地方銀行カードローンはパートやアルバイトでも利用できる?
地方銀行カードローンは、安定した収入があればパートやアルバイトでも利用できる可能性があります。
ただ、働き始めたばかりで給料明細を受け取っていないと、収入の確認ができないので審査に落ちる可能性が高いです。
まとめ
地方銀行カードローンは、毎月の返済負担を減らしたい人やすでに口座を持っている人におすすめです。消費者金融よりも上限金利が低いケースが多く、口座があれば手続きをスピーディーに終わらせられます。
ただ、地方銀行カードローンは申し込みエリアが限られており、即日融資に対応していない場合がほとんどです。急いでお金を借りたい人には向いていません。
申し込みをする前に、地方銀行カードローンの申込条件や金利などをしっかり確認して、自分に目的に合っているのか調べておきましょう。